セール実施中の『GTA5』好調、予約販売中の『鉄拳7』上昇。先週のSteamセールスを観測する「振り返りSteam」


Steamストアにおける「全世界売り上げ上位」を観測し、チャートに浮上した最新作や注目作を独断と偏見で紹介する週間連載企画「振り返りSteam」。第十一回となる今回は5月21日(月)から5月28日(日)のSteamランキング情報をお届け。

Grand Theft Auto V

現在40%オフのセールが実施されている『Grand Theft Auto V』が好調だ。同作はもともとPC版が発売されてから熱狂的な人気を誇り、セールなどが実施されていない時でも上位にランクインしていた。PC版の発売から約2年が経過し、順位を落とすこともあったが、セール実施中は上位に位置している。『Grand Theft Auto V』に同梱されている『Grand Theft Auto Online』が現在でも頻繁にアップデートされているのも、人気の理由だろう。なお、セールは明日30日の深夜26時までとなっている。

鉄拳7

発売が近付くにつれて徐々に順位を上げてきているのが『鉄拳7』。『鉄拳』に関連するタイトルとしては、すでにSteamでは『STREET FIGHTER X 鉄拳』がリリースされているが、ナンバリングタイトルとしては『鉄拳7』が初となる。Steam版はPlayStation 4版とXbox One版から1日遅れた6月2日のリリースが予定されており、熱が高まってきている印象だ。日本向けにも販売されており、日本語インターフェース・字幕に対応している。ただ、米国向けには約50ドルで販売されていることに対し、日本向けには8856円とやや割高な価格が設定されていることに注意してほしい。

Friday the 13th: The Game

発売されるやいなや上位にランクインしたのが『Friday the 13th: The Game』。同作は「13日の金曜日」をゲーム化したホラーゲームだ。1:7の非対称型マルチプレイタイトルとしてリリースされており、プレイヤーたちは殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズと、キャンプ地クリスタルレイクを訪れた若きキャンプ指導員たち7人に分かれてプレイする。バグの遭遇や待機時間が長すぎると報告されており、Steamレビューは賛否両論となっているが、ジェイソン側が優位であるというゲームバランスは、おおむね受け入れられているという印象だ。

首位を守るのは『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』。先週AUTOMATONで紹介した、発売もしくは正式リリースされたタイトルは以下のとおり。

5月23日 仲間とともに30日間を生き抜く極寒のサバイバル『インパクト・ウインター』Steam版が配信開始。日本語対応は夏に延期
5月24日 『Mirage: Arcane Warfare』Steamで販売開始。魔法と『Chivalry』の剣戟が融合したマルチプレイ対戦アクション
5月26日 PC版『Vanquish』の配信がSteamで開始。当初は格闘要素も多く盛り込む予定だったなど、開発裏話を語る映像も公開
5月26日 『EVERSPACE』Steamで正式リリース開始。何度も撃墜されながら広大な宇宙を旅する3Dローグライクシューティング
5月26日 ジェイソンが帰ってきた。1対7の非対称マルチプレイ『Friday the 13th: The Game』リリース
5月27日 『RiME』Steam/PS4版が発売開始。キツネに導かれ、謎深き遺跡を巡るオープンワールド・パズルアドベンチャーゲーム