【UPDATE】今度の敵は狂信的カルト教団『Far Cry 5』海外で2018年2月27日に発売決定。協力プレイ対応やマップエディター復活などが明らかに
【UPDATE 2017/5/29 12:00】 Ubisoftは5月29日、『Far Cry 5(ファークライ5)』を国内発表した。海外では2018年2月27日の発売が決定しているが、国内の発売予定は2018年春としている。プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox One。SteamではすでにPC版の予約が受付中で、こちらは海外と同じく2018年2月27日に発売されるようだ。通常版(8100円)のほか、各種コンテンツパックが同梱された「Deluxe Edition(9396円)」や、シーズンパスを含む「Gold Edition(1万1988円)」も発売される。
また、カルト教団「エデンズ・ゲート」のリーダーであるジョセフ・シードのナレーションが日本語に吹き替えられた、国内向けのアナウンストレイラーが公開されている。
【原文 2017/5/27 14:53】 Ubisoftは5月26日、『Far Cry 5』を海外で2018年2月27日にPC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売すると発表した。また最新トレイラーが公開されたほか、ゲームの情報もいくつか明らかになっている。なお、国内向けの発表は5月29日に予定されている。
本作の舞台は、アメリカ・モンタナ州にある架空の街ホープカウンティだ。Joseph Seed(ジョセフ・シード)率いる狂信的な武装カルト教団The Project at Eden’s Gate(エデンズ・ゲート)が、この街を襲い封鎖して活動の拠点にしていた。Eden’s Gateは終末論を説き、もう間もなく人類は絶滅すると訴えている。そして、“The Father”を自称するJosephならば救うことができると主張し、経済的あるいは精神的に困窮した者たちはこのカルト教団に救済を求め、そして魂を捧げている。しかし、平和と自由を奪われたホープカウンティの住人たちも黙ってはいない。レジスタンスとなってEden’s Gateに立ち向かうことを決意し、新任の保安官補見習いである主人公も彼らを支援することになる。
ホープカウンティは、山岳地帯から平地までさまざまな環境の自然が広がるオープンワールドのマップになっており、プレイヤーは自由に移動しミッションをこなしていく。移動手段としては車やATVバイク、トラクターやボート、そして軽飛行機も登場する。またゲームではお金を払ってレジスタンスにリクルートできる要素があるが、人間だけでなくオオカミなどの猛獣を手なずけて仲間にすることもできるという。しかし猛獣は、基本的には人間を見ると襲いかかってくる危険な存在であることは、これまでのシリーズと変わらない。
本作では、キャンペーンモード全編を通してオンラインでの二人協力プレイに対応することや、前作『Far Cry Primal』では実装が見送られたマップエディターが復活することも明らかにされている。マップエディターにはさまざまな新機能が用意されるとのことだ。また本作では敵、つまりEden’s Gateの行動を制御するAIにも改良が加えられている。敵AIは戦闘時に、プレイヤーがどの程度の脅威になっているかを常に測っており、その脅威レベルが上がれば、敵も対抗するために戦略を変えてより攻撃的に打って出てくるという。
このところの『Far Cry』シリーズは個性の強烈な悪役を立てているが、Joseph Seedもまたそれらに引けを取らない人物のようだ。また彼が率いるThe Project at Eden’s GateについてUbisoftは、これまでのシリーズで最大かつ最凶の敵集団であるとしている。本作はUbisoft Montrealを中心に、トロント・キエフ・上海そしてReflectionsの各Ubisoftスタジオが協力して開発中だ。
*レジスタンスのキャラクターはそれぞれ特有のスキルを持っており、また戦う理由がある。トレイラーにも登場した3人のレジスタンスを紹介する実写映像が公開されている