Valve、『Kerbal Space Program』の開発チームを昨年雇用。スペインのデベロッパーが開発した宇宙船開発サンドボックスゲーム

海外メディアPCGamesNにて公開されたポッドキャスト「Game Dev Unchained」の第86回にて、『Kerbal Space Program』の開発チームが約半年前にValveの傘下に収まっていたことが明らかとなった。

海外メディアPCGamesNにて公開されたポッドキャスト「Game Dev Unchained」の第86回にて、『Kerbal Space Program』の開発チームが約半年前にValveの傘下に収まっていたことが明らかとなった。Valveの元社員Roger Lundeen氏が明らかにしたもので、後にValveの担当者がEurogamerに対しその事実を認めている。

『Kerbel Space Program』は、2011年6月にPC向けにリリースされた宇宙船開発をテーマとするサンドボックスシミュレーションゲームだ。プレイヤーは知的生命体Kerbalsを率いて自由に宇宙船を設計し、思い思いの宇宙計画を実行することができる。2013年にはSteam早期アクセスにてリリースされ、物理演算を用いた実験シミュレーション空間などが好評を博した。2015年4月には正式リリースを迎え、その後はPS4とXbox One向けにも配信されている。

※ 昨年10月に公開されたトレイラー。『Kerbal Space Program』のアップデートは現在も続けられており、現在は拡張パック「Making History」が開発中

開発チームをどのように取得したのか、また彼らが現在どのような作品の開発に取り組んでいるのかは不明となっており、Valveの担当者はEurogamerに対し近日中にも詳細を伝えるとしている。なおHTC Viveを展開しているValveは、現在3つのフルVRゲームを開発していることを明らかにしている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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