開発期間約5年、『A Hat in Time』ついに2017年秋にリリースへ。NINTENDO 64時代の作品を目指した3Dアクションゲーム


インディースタジオGears for Breakfastは、Kickstarterページにて『A Hat in Time』を2017年秋にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC/Macで、価格は20ドル。発売時期の発表にあわせて、新たなトレイラーが公開されている。

『A Hat in Time』は『スーパーマリオ64』や『バンジョーとカズーイの大冒険』といった90年代の3Dアクションゲームへの回帰を目指し開発されているタイトルだ。プレイヤーは小さな怪盗少女Hat Kidとなり、世界を滅ぼそうとするライバルMustache Girlの野望を阻止するため、スペースシップの燃料を探す。

ゲーム内には5つものワールド(チャプター)が存在しているほか、DLCによって新たに2つのワールドが追加される。Hat Kidは多段ジャンプやパンチ、短距離ワープなどさまざまなアクションを繰り出せる。ワールド内に落ちているバッジを集めて鍛冶屋に渡せば、新たなアクションが解禁されていく。広大なワールドを探索しつつ、敵を打ち負かし、障害物を避けながらバッジと燃料を集めていこう。

本作はローカル/オンラインの協力プレイに対応しており、ストーリーを友人と進めることもできる。またSteam Workshopにも対応しており、Modのサポート体制も整えられているとのことだ。

『A Hat in Time』は2013年にKickstarterキャンペーンを実施し、約29万ドルを集めている。開発自体は2012年8月から始まっており、発売時には5年以上にわたって制作されていることになる。ゲームエンジンがUnreal Engine 3であるというのも時代を感じさせるだろう。

Kickstarter開始時には2014年2月のリリースを目指していたが、なかなか発売する様子が見られず長きにわたりファンをやきもきさせた。しかし、今回ようやく発売時期が2017年秋に決定した。すでにベータテストも終えており、あとは発売を待つのみ。小さな怪盗の冒険が今から楽しみだ。