ゲームの周辺機器や互換機を販売するメーカーHyperkinは、SmartBoyを2017年のQ2もしくはQ3に発売するとNintendo Lifeなど海外メディアを介して発表した。希望小売価格は49.99ドル。
SmartBoyは2015年の4月1日に発表されたガジェットだ。発表した当初は単なるエイプリルフール向けの企画であったが、発表後の反響が大きく、のちに製品化が決定した。前面にはボタンが備えられており、背面にはゲームボーイのカートリッジを刺し込むことができるスロットが存在している。また、USB Type-C端子の接続に対応している。ゲームボーイソフトのカートリッジと、対応したスマートフォンがあれば、スマートフォンのディスプレイでゲームボーイが楽しめるというわけだ。
SmartBoyはこれまで開発キットが販売されていたが、このたび韓国の家電メーカーであるSamsungのアクセサリーパートナープログラムを通じて、アメリカと韓国で販売されるとのこと。Galaxy S6を中心としたAndroid機での使用を想定しており、Android OS 4.4以上の環境が推奨されている。ディスプレイの大きさも5.2インチから6インチまでのものに限られる。
ゲームボーイのカートリッジはNTSCとPALの両方に対応しており、ゲームボーイカラー専用タイトルも動作するという。前面のボタンは、ゲームボーイのタイトル以外のスマートフォンアプリなどにも使えるという点も嬉しい。
ちなみに、SmartBoyの開発キットは、Hyperkinの公式ページで販売されていたが、日本への発送に対応しておらず、日本のユーザーは通信販売サイトを介して定価より割高の価格で購入する必要があった。今回からはSamsungスマートフォンのアクセサリーとして、アメリカ及び韓国の小売店に並ぶようになるので、開発キット時よりもいくらか安価かつ手軽に買えることを期待したい。