Remedy Entertainmentは5月12日、同社が手がけたサイコスリラー・アクションゲーム『Alan Wake』およびそのDLCについて、5月15日に販売停止すると発表した。その理由について同社は、ゲーム内で使用している楽曲の使用許諾契約が終了するためだとしている。同作は現在PCおよびXbox 360向けに販売されており、両プラットフォームのパッケージ版、ダウンロード版ともにストアから取り下げられる予定だ。
これに合わせてSteamでは、配信停止を迎える15日にかけて『Alan Wake』と続編『Alan Wake’s American Nightmare』、そして関連コンテンツを収録したDLCを対象にした90パーセントオフの“Sunset Sale”が実施中だ。それぞれの価格は以下のとおり。
・『Alan Wake』298円
・『Alan Wake’s American Nightmare』398円
・『Alan Wake Collector’s Edition Extras』98円(サウンドトラックなどのDLC)
『Alan Wake’s American Nightmare』もセール対象に含まれているが、同作については楽曲の使用許諾契約が更新されているため、5月15日以降も販売が継続されるとのこと。なお、Xbox Liveでは今のところセールはおこなわれておらず、予告もされていない(DLCは以前から無料化されている)。
PC版については、Humble StoreおよびGOG.comでも同様のセールがおこなわれている。これらはRemedyによるものではなく各ストアが独自におこなっているセールだが、DRMフリー版が欲しい人はこちらを利用するといいだろう(Humble StoreではSteamキーも付属する)。
具体的にどの楽曲が契約終了になったのかは明らかにされていないが、『Alan Wake』にはデヴィッド・ボウイなど有名アーティストの楽曲も使用されている。冒頭から販売“停止”と表現しているのは、現在Remedyは販売再開すべく再契約を検討しているため。しかし具体的な目処は立っていないとのこと。場合によっては販売“終了”となってしまう可能性もあるため、『Alan Wake』シリーズに興味があった方は、この機会に入手してみてはいかがだろうか。ちなみにXbox 360版は後方互換に対応しているため、Xbox One上でもプレイ可能だ。