フィンランドのインディースタジオSecond Orderは5月11日、『Claybook』をPC/PlayStation 4/Xbox One向けに発表した。発売時期は明確に示されていないが、“Coming soon”であるとしている。
本作は粘土を使ったパズルゲームだ。テーブルの上で開いた本「Claybook」のそれぞれの章には粘土でできた世界が広がっており、その中でチャレンジをこなす内容となっている。プレイヤーはあらかじめ粘土の塊を持っていて、それを自由に成形することができる。作り上げた形によって性質が変わり、長所や短所が生まれ、また特定の形にすると特殊能力を持たせることもできるという。トレイラーではロケットを飛ばしたり、水のような流体表現も確認できる。形作った粘土は、またもとの塊に戻して作り直すことができるのはもちろん、チャレンジがうまくいかなかった場合には、時間を巻き戻してやり直す機能もある。ゲームはシングルプレイのほか、ローカルマルチプレイにも対応する。対応人数は発表されていないが、トレイラーでは画面を4分割してプレイする様子が映っている。
本作の開発にはUnreal Engine 4を用いたうえで、Second Orderオリジナルの技術Clayfieldを活用している。Clayfieldは、粘土をシミュレートしてレンダリングするために開発された技術で、これによってプレイヤーは難しい操作なしに自由に粘土を形作ることができるという。また、PCでもコンソールでも60fpsで描画できるよう設計されているとのことだ。
Second Orderは10人ほどの小さなインディースタジオで、同じくフィンランドに拠点を置くUbisoft傘下のRedLynx出身者によって2015年に設立された。創設者は『Trials』シリーズを手がけた中心メンバーだったそうだ。