Ubisoftは5月11日、『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege』のYear 2ロードマップを変更し、香港オペレーターが登場する予定であったシーズン2の内容を、ゲームの品質改善に特化する「Operation Health」に変更する旨を発表した。プランの変更にともない、香港オペレーターの登場は8月開幕のシーズン3まで繰り延べとなる。11月開幕のシーズン4では当初の予定通り韓国オペレーターが登場する。ポーランドの特殊部隊GROMオペレーターは、シーズン3とシーズン4とで1人ずつ分割して配信される。ポーランド用マップはキャンセルされるため、最終的にYear 2で追加される新マップは4つから3つに減る。また各シーズンの途中で配信される大型アップデート「Mid-Season Reinforcement」もシーズン2では見送りとなる。
「Operation Health」では技術的な品質改善、新機能のロールアウト手順変更、集中的なバグ修正の3つに注力される。技術的な品質改善の具体例としては、テストサーバ上で運用されているワンステップ・マッチメイキングの実装、サーバ・サイドでのボイスおよびパーティ機能追加、サーバ・パフォーマンスの改善が挙げられている。ロールアウト手順の変更に関しては、今後大きな新機能を追加する際、まずテストサーバ上での運用を経てPC向けに配信し、クオリティを保てることが確認できてからコンソール向けに配信する3段階プロセスが採用される。不測の事態が発生した場合のロールバックを容易にするための取り組みも「Operation Health」のプランに含まれている。
長期的なゲーム運用を視野に入れているからこそ踏み切ったのであろうロードマップの大幅な変更。シーズン2のさらなる詳細に関しては、5月21日に開催される「Rainbow Six Pro League」ファイナルの「Operation Health Panel」で発表される予定だ。