『To The Moon』の歌手が手がける2D RPG『Rakuen』本日発売。病弱な少年と母親の絆を描く


歌手兼作曲家であるLaura Shigihara氏は、5月10日にSteamにて2D RPG『Rakuen』を発売した。価格は980円。Laura Shigihara氏は『To The Moon』の開発に参加していたということもあり、戦闘がないというアドベンチャーゲームに近いシステムや、現実と幻想世界を行き来するという設定など、同作の影響を色濃く感じさせるゲームデザインとなっている。本作はShigihara氏が4年もの歳月をかけ、ひとりで開発したというのもひとつの特徴だろう。

主人公である少年は身体が弱く入院を繰り返していた。少年はおとぎ話「モリゾラの森」が載っている本を愛読していた。少年の母親は、とある条件を満たせばおとぎ話の世界へと連れていくと約束する。その条件とは、同じ病院で生活する個性的で偏屈な患者たちの悩みを解消することだった。

『Rakuen』の特徴は、なんといっても美しい音楽だ。Laura Shigihara氏は『To The Moon』の開発に歌手及び作曲家として参加しているだけでなく、個人でアルバムをリリースし、『マインクラフト』や『World of Warcraft』といったビッグタイトルに楽曲を提供するなど、華々しい経歴を誇る。そうしたShigihara氏のキャリアの集大成となる旋律が楽しめるだろう。