NVIDIAのTegraプロセッサ事業、Nintendo Switchの好調を受けて大幅増益を記録。昨年同時期の2倍以上の収益に


NVIDIAは5月10日に2018年度第1四半期の決算短信を公開した。(リンク先はpdf)そのなかでTegraプロセッサ事業が、3億3200万ドルの収益をあげていることが明らかになっている。この額は、前年の同時期に比べ2倍以上の数字となる。NVIDIA は、Tegraプロセッサをカスタマイズしたものを任天堂の新型ハードNintendo Switch向けに提供している。ほかにもTegraプロセッサはゲーム向けタブレットNVIDIA SHIELDにも使用されているが、売れ続けるNintendo Switchのセールスの好調さがTegraプロセッサ事業の収益を引き上げているのだろう。以前NVIDIAのCEOであるJen-Hsun Huang氏は、任天堂と協力関係を結ぶことは「Win-Winである」と語っていたが、さっそく結果が数字として表れた形だ。

ちなみに今期のNVIDIAはさまざまな部門において好調を維持している。事業全体の収益である19億3700万ドルは前年の同時期に比べて約50%高い数字となる。

日本や北米でのロケットスタートに加え、任天堂タイトルが弱いとされる英国でも、週間チャートで『マリオカート8 デラックス』が首位を守り続けるなど、Nintendo Switchのセールスの好調さは世界的なものとなっている。コンスタントにヒットタイトルが生まれる流れができつつあり、6月にリリースされる『ARMS』や7月に発売される『スプラトゥーン2』の発売によってさらなる勢いが生まれそうだ。