Steamにて「なぜこのゲームをオススメするのか」を表示する新セクションが新たに追加、Valveがストアの改善続ける

ValveはPCゲームの配信プラットフォーム「Steam」にて、開いているストアページのゲームがプレイヤーになぜオススメなのかを示す新たなセクションを追加した。

ValveはPCゲームの配信プラットフォーム「Steam」にて、開いているストアページのゲームがプレイヤーになぜオススメなのかを示す新たなセクションを追加した。なお今年4月にValveは、Steamのアルゴリズムやキュレーター機能を強化していると伝えており、今回のストアページの変更はその一環となっている(関連記事)。

同セクションは現時点では日本語化されておらず、ストアページの購入セクションの横に「Is this game relevant to you?(このゲームはあなたと関連性がありますか?)」か「Reasons you might like this game.(あなたがおそらくこのゲームが好きな理由)」と表示されている。基準となるのは「似たゲームをプレイしたことがあるか」「レビューが好評か」「売れているか」「フォローしているキュレーターがオススメしているか」「フレンドが欲しがっているか・持っているか」といった複数の条件だ。これらの条件が複数適合すると、プレイヤーのSteam上にオススメのゲームとして表示されることになる。

ストアページのアルゴリズムが公開されたことによって、なぜSteamが自分にこのゲームをオススメしたのか、アルゴリズムの判断基準を見ることができるようになるとValveはコメント。またSteamの外からストアページへと直接飛んだ場合も、自身の興味のあるタイトルであるかどうかを判断することができると伝えている。

新たに追加されたアルゴリズムの判断基準を表示するセクション

Valveは今回のアップデートにて、Steamを利用するプレイヤーと開発者にはさまざまな種類の人々が存在するとも説明している。ニーズのまったく異なるそれらの人々に対応するため、Valveが続けてきた施策がディスカバリーアップデートやSteam Greenlightなどであり、それはSteam Directや今回のような施策へとさらに繋がることになる。Valveは次回のアップデートにて、ストアページのアルゴリズムを悪用した事例とその対策について解説する予定だという。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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