Remedy Entertainment(以下、Remedy)とDigital Brosは5月3日、Remedyが現在開発中の新作タイトル『Project 7(P7、コードネーム)』について、Digital Brosがその権利を向こう20年間にわたって独占的に保有する契約を交わしたと発表した。
今回の契約により、Digital BrosはRemedyに対して775万ユーロ(約9億5000万円)を本作の開発費として出資し、本作の総売上の45パーセントをロイヤリティとして受け取る。また、本作がPC/PlayStation 4/Xbox One向けに開発中であることも明らかにし、Digital Brosの子会社である505 Gamesがパッケージ版/ダウンロード版の販売を手がけ、マーケティングなどのサポートも提供する。なお、本作の発売時期については触れられていない。
『Project 7』はRemedy独自のゲームエンジン「Northlight」を用いて開発中で、これまで同社が手がけてきたような3人称視点のシネマティック・アクションゲームになるとのこと。プレイヤーの興味を惹きつけるストーリーや、長い期間にわたって楽しめるゲーム構造が特徴で、同社がこれまで手がけてきた中でもっとも奥深いゲームメカニクスを擁しているという。なお、その世界観は『Alan Wake』や『Quantum Break』など同社の過去作との繋がりはなく、まったく新しいものになるそうだ。同社は協力マルチプレイの研究も進めており、本作への導入があるのかどうかも気になるところだ(関連記事)。今回、Digital Bros/505 Gamesが20年間という長期にわたる権利を獲得していることから、本作のシリーズ化も視野に入れているのかもしれない。どのようなゲームになるのか、続報を待ちたい。