Falcon Developmentは、猫になるドット絵2D RPG『Cattails』の開発資金を求めるクラウドファンディングを実施中だ。5月2日12時現在、Kickstarterではすでに1002人から3万2784ドルを獲得することに成功しており、初期目標額である3210ドルの10倍以上に到達している。
『Cattails』にてプレイヤーは猫になり、オープンワールドの世界を冒険しつつ、狩りをし、ほかの猫と戦い、時に友情を育んでいく。異性の猫とは結婚し家庭を作ることもできる。ゲームシステムはシンプルながら、猫として野性的に狩りをしたり、文化的に交流したりといった幅広く遊ぶことができる点が支持を得ているようだ。
猫はビデオゲームにおいても人気のテーマとなっている。ただ、猫を題材にしたゲームが、必ずしも現実世界の猫のように世界中の人々から愛される作品になっているわけではない。弊誌でも過去に数多くの猫を題材にしたタイトルを紹介したが、猫をテーマとしたタイトルはテーマに頼りきり内容を追求しないものも多い。そんななかで『Cattails』が支持を受けているのは、猫になりロールプレイするというゲームデザインと真面目に向き合う姿勢を見せているからだろう。同作では、ゲーム内では常に時間が流れ、天候もダイナミックに変化するなど、2Dながら多くのインタラクティブな要素が盛り込まれる予定となっている。
ちなみに今回のクラウドファンディングキャンペーンでは、15ドルの出資額からゲームが入手可能で、出資額に応じてここでしか手に入らない色の猫の開放や、普通のNPCと結婚対象となるNPCを作成する権利が得られる。キャンペーンの締め切りは5月5日となっている。3万2000ドルまで到達すると、結婚し出産する子猫の色を細かくカスタマイズできる要素と新たな獲物「カメ」が登場するとのことだ。
『Cattails』の対応プラットフォームはWindows/Mac/Linux/Ubuntu、発売時期は2017年12月となっている。