『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を2D化するファンゲーム、権利侵害で公開停止。オリジナルゲームとして再出発へ

開発者のWinter Drake氏は、『Breath of the NES』をファンゲームではなくオリジナル版として開発することを発表した。同作は2Dゲームとして開発されていた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の初期プロトタイプ版を再現しようとしていたファンゲームだ。

開発者のWinter Drake氏は、『Breath of the NES』をファンゲームではなくオリジナル版として開発することを発表した。同作は2Dゲームとして開発されていた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の初期プロトタイプ版を再現しようとしていたファンゲームだ(関連記事)。海外においては、任天堂のファンゲームはDMCA(デジタルミレニアム著作権法)侵害に当たるとして公開停止となる例が続いており、本作もNintendo of Americaから同様の対処をされる結果となった。

itch.ioで配信されていたデモ版は現在ダウンロードできないようになっている。itch.io側は、Nintendo of AmericaからのDMCA侵害を指摘する通知があり、『Breathy of the NES』がキャラクターである「リンク」や『ゼルダの伝説』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の著作権に侵害していると説明。また同プラットフォームの利用規約にも反していると伝えている。

開発者のWinter Drake氏は当初、任天堂からの公開停止要請があった場合には、オリジナルゲームとして開発を続けることを伝えていた。Twitterでの発言によれば、今後は登場キャラクターを置き換えるなどして再出発を目指すようだ。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

記事本文: 1728