『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』がSteam/PS4で販売開始。屋敷を探索し、不可解な死を遂げた家族の最期を追体験
Annapurna Interactiveは本日4月25日、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(What Remains of Edith Finch)』をSteamとPlayStation 4で国内発売した。価格はSteam版が1980円、PlayStation 4版が2200円。本作は『The Unfinished Swan』で知られるGiant Sparrowが手がけたインタラクティブ・アドベンチャーゲームだ。
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本作の主人公は、17歳の少女エディス・フィンチ。物語の舞台は、アメリカ・ワシントン州にある人里離れた森の中に建つフィンチ家の一族の屋敷だ。11歳までここに住んでいたエディスは、久しぶりに実家に帰ってきた。しかし、いまはもう屋敷には誰も住んでいない。1900年代初頭から続くフィンチ家だが、エディスが一族で最後の生き残りで、この屋敷を相続していた。彼女以外はみな、不可解な死を遂げたという。
増改築を繰り返したような屋敷の中は綺麗に残っており、まるで時が止まっているかのようだ。エディスの母は、彼女に一本の鍵を託して亡くなった。どこの鍵かはわからない。しかし母は、彼女が屋敷でこの鍵を使って何かを知ることを期待していたようだ。エディスは子供の頃、この屋敷の半分くらいの部屋への立ち入りを禁じられていたそうで、広い屋敷には彼女も知らない秘密がたくさんある。
ゲームは一人称視点で進み、プレイヤーは屋敷の中を探索してエディスや亡くなった家族それぞれの思い出の品を調べる。ゲーム中には頻繁にエディスのナレーションが入り、同時にその字幕が画面に表示される(英語音声・日本語字幕に対応)。字幕は画面下に表示されるのではなく、語っている対象の近くに表示されるため、プレイヤーの目線を誘導したり、次に向かうべき方向を指し示す役割を担っている。
亡くなった家族それぞれの寝室の扉は、なぜかいずれも固く閉ざされている。屋敷を探索し中に入る方法を見つけ、思い出の品を調べると、その寝室を使っていた家族が人生を終えたその日を追体験することができる。それはいずれも現実に起こった出来事だとはにわかには信じられない不思議な光景で、そして最終的には必ず死が待っている。プレイヤーは一族それぞれの最期の日を追体験し、なぜエディスだけが生き残ることになったのか、その理由を知ることになる。