C#で開発できるオープンソース次世代型ゲームエンジン「Xenko」本日正式リリース。7月31日まで無料キャンペーン中


シリコンスタジオは、オープンソースの次世代型ゲームエンジン「Xenko」を本日4月25日に正式リリースしたことを発表した。7月31日まで「ウェルカムキャンペーン」が実施されており、一部の有料プランを無料で体験できるとのこと。

『Xenko』は、C#で開発できる次世代型クロスプラットフォームゲームエンジンだ。最新型のPBR(Physically Based Rendering:物理ベースレンダリング)技術をはじめ、デザイン・オブジェクトの保持・再利用・レビューを効率的に行うためのシーンエディター、ビルトイン・プレハブシステム、シーンストリーミングシステム、最新のグラフィックAPI(VulkanやDirectX 12)をサポートするマルチスレッドなどの機能も備わっており、プラットフォーム間でシェーダーを共通化できる最新のシェーダーシステムを採用しているという。エンジンをつかさどるC#コードはオープンソースとして公開されている。こうした設計により、インディーデベロッパーから大型タイトルの開発者まで、幅広いニーズに対応しているようだ。

料金体系は以下のとおり。

プラン 対象 金額
Xenko Personal 小規模のスタジオ、および個人 無料
Xenko Pro 中・小規模のスタジオ 月額$75
Xenko Pro Plus 大規模スタジオ 月額$150

 

また、このほかにもCustomといったプランも存在する、こちらはXenko.comへ問い合わせてほしい。ウェルカムキャンペーン期間内は、Xenko Proが無料になるようだ。

また正式リリースにあわせて、シーンストリーミング管理、パイプラインレンダリングエディターやライトプローブのほかにも、バイノーラルオーディオ、単一パスのレンダリング、ワンクリックVR設定、マルチサンプリングアンチエイリアス(MSAA)などVR開発をサポートする数々の機能が実装されている。

「Xenko」には今後も「レンダリングパイプラインエディター」や「ビジュアルスクリプトシステム」など数々の機能が搭載されるようだ。