『ロケットリーグ』が勢いを見せる。先週のSteamセールスを観測する「振り返りSteam」


Steamストアにおける「全世界売り上げ上位」を観測し、チャートに浮上した最新作や注目作を独断と偏見で紹介する週間連載企画「振り返りSteam」。第四回となる今回は4月17日(月)から4月23日(日)のSteamランキング情報をお届け。

4月に入って勢いを見せているのは『Rocket League(ロケットリーグ)』。先日、全世界のプレイヤー数が3000万人に到達したと報じたように、Steam版とPlayStation版の発売から2年弱が経過しているにもかかわらず、新たなプレイヤーが参戦し盛況している。

Steam版にかんしては、先日中国企業Tencentが、新たなプラットフォームWeGameにあわせて、中国にてF2P版の『Rocket League』をリリースすると発表した。この展開により、中国ユーザーはSteamにて同作が購入できなくなることが判明している(すでに購入しているプレイヤーは引き続きSteam版で遊ぶことができる)。Steamにおける中国人プレイヤーはここ数年で増加しており、こうした措置がプレイヤー人口にどのような影響を与えるか注目される。

4月12日に発売された『Ultimate Epic Battle Simulator』も順調に売り上げを伸ばしている。大勢のニワトリとチャック・ノリスを戦わせるといった思いどおりの戦場を演出ができるという同作は、「ゲームではなく、あくまでシミュレーター」と指摘されているものの、新たなジャンルの作品として受け入れられているようだ。現在のバージョンは0.1となっており、正式リリースへむけてバグの修正やコンテンツの追加がはかられていくとのことだ。(関連記事

発売日が4月3日と約3週間前ながら、ここにきてチャート上位に浮上しつつあるのは『Domina』。『Domina』は古代ローマにて、剣闘士を育成するシミュレーションゲームだ。発売直後はセーブ機能が搭載されておらず、敬遠していたプレイヤーもいるだろう。しかし、開発者もバグを含めたさまざまな問題について認識しており、頻繁なアップデートを繰り返し、ついに先日セーブ機能が実装された。こうした影響もあり、4月の中旬からプレイヤー数が徐々に増加している。

首位の座を守るのは、定番タイトルとなった『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』だ。先週AUTOMATONで紹介した、発売もしくは正式リリースされたタイトルは以下のとおり。

4月18日 宇宙海賊2Dアクションゲーム『フリントフック』がPS4/Steamにて発売へ、フックを駆使して海賊が宇宙を舞う
4月19日 ケモノ系ARPG『Shiness: The Lightning Kingdom』Steamで販売開始、アニメグラフィックとバトルアクションが光る
4月20日 パズルを通して科学を学ぶ『Odyssey』Steamで正式リリース。名作『MYST』から影響を受けたアドベンチャーゲーム
4月20日 オーク死すべし、アクションTD『Orcs Must Die! Unchained』が正式リリース。3人での協力プレイにも対応
4月21日 無料の見下ろし視点Co-opシューター『Alien Swarm: Reactive Drop』がSteamで配信開始。大量のエイリアンを協力して撃破
4月21日 RTS『Halo Wars: Definitive Edition』のSteam版が発売決定。Windows 10/Xbox Oneでも単体発売へ
4月23日 『Everything』がSteamで販売開始。世界に存在するすべてのものに“なる”ことができるアート的作品