映画「レザボア・ドッグス」がゲームで蘇る『Reservoir Dogs: Bloody Days』Steam版が5月に発売決定。日本語にも対応か


Big Star Gamesは4月18日、『Reservoir Dogs: Bloody Days』を5月18日にSteamで発売すると発表した(国内では19日発売)。本作は、クエンティン・タランティーノ監督の映画「レザボア・ドッグス(Reservoir Dogs)」の公開25周年を記念して制作されているアクション・シューティングゲームだ。Xbox One版も予定されているが、PC版が先行発売される(関連記事)。

本作の主人公は、映画版と同じくミスターブロンド、ミスターピンクといった色のコードネームを付けられた6人の雇われ犯罪者たちだ。それぞれ特有のスキルを持っており、その内容は以下のとおり。プレイヤーは彼らのうち3人を選択してミッションをおこなう。

・ミスターブロンド
 ADRELINE RUSH:コンボが繋がる時間的猶予が増える(チーム全員)

・ミスターピンク
 QUICK HANDS:ミッション終了時の獲得金額が15パーセント増える

・ミスターオレンジ
 SHADY CONTACTS:回復コストが50パーセントですむ

・ミスターホワイト
 PRESENCE:現場の一般人がパニックにならず動かない

・ミスターブラウン
 STRONG ARMS:重い銃やお金のバッグを持っても移動速度が落ちない

・ミスターブルー
 OLD DOG:体力がより早く回復する

本作の“DOG”たち。映画版キャストと通じる雰囲気はあるが見た目はまったく違う。

本作には全18種類の強盗ミッションが用意されており、その舞台はアメリカ・ロサンゼルスにある銀行やレストラン、工場、埠頭などさまざまだ。ゲームプレイは見下ろし型視点で進み、警備員などの敵を倒しながら金目のモノをいただく。ただし一般人は殺してはならない。武器はピストルやライフル、ショットガンなど合計20種類が登場する。

ミッションは3人でおこなうと前述したが、本作はシングルプレイゲームだ。そのため操作キャラクターを切り替えてプレイすることになるが、本作がユニークなのは、ゲーム中に時間を巻き戻すことができることだ。トレイラーでもわかりやすく紹介されているが、ミッション中には敵はあらゆる方向から攻撃してくるため、対応が追いつかずにやられてしまうことがある。そういった場合に時間を戻してキャラクターを切り替えると、先ほどまでの自分のプレイが再生されるそばで、別のキャラクターを操作してほかの敵の対処をすることができる。こういった“一人協力プレイ”が本作の特徴となっている。

Big Star Gamesは本作について、リプレイ性の高いゲームだとしている。一見よくあるバイオレンスなシューティングゲームだが、上述した一人協力プレイを駆使した、一種のパズルのようなゲーム性になっているのかもしれない。なおSteamストアページによると、本作は日本語表示にも対応するようだ。

イベントで配布された本作の飴。なぜ耳の形かは映画を観たことがある方ならピンとくるはず Image Credit: Tarantino News