Steamのデータを収集するWebサイトSteam Spyによると、Steam版『ベヨネッタ』の売り上げが10万本を突破したようだ。Steam Spyのデータは完全ではないと管理人であるSergey Galyonkin氏が公言しており、正確な数字とはいえないが、発売以来Steamの「全世界売り上げ上位」にランクインしており、10万とはいかずとも、それに準ずる本数を売り上げたと考えられる。
『ベヨネッタ』の第1作目がPlayStation 3とXbox 360で発売されたのは2009年。PCで発売されるにあたって、最適化され、4Kに対応するといった追加要素もあるが、8年という時を経て移植されたタイトルにとって、現在の売れ行きは快挙である。
現在、『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』もまた『ベヨネッタ』とともに全世界売り上げ上位にランクインしている。『ニーア オートマタ』は発売以来、好調な売り上げを記録している。ちなみにSteam Spy によると、Steam版『ニーア オートマタ』の売上は約25万本とされている。両作品ともプラチナゲームズが手がける3Dアクションゲームという事実も興味深い。プラチナゲームズは以前SteamにてActivisionからリリースされた『TRANSFORMERS: Devastation』の開発を手がけていた。
Steamにおける全世界売り上げ上位を見るとわかるが、『ベヨネッタ』と『ニーア オートマタ』以外はほぼすべてが非日本産の定番タイトルとセールタイトルだ。国産のタイトルを含め、新作ゲームがSteamで売れ「続ける」というのがどれほど困難であるかを理解すると、プラチナゲームズの3DアクションがPCゲーマーから支持を受けていることがわかるだろう。