Frontier Developmentsは、遊園地経営シミュレーション『Planet Coaster』の大型アップデート「Spring Update」を実施した。Steamでは今回のアップデートにあわせて25%オフのセールも実施中だ。この記事では 追加された新要素を中心におおまかなアップデート内容をお伝えする。
目玉となる新要素はやはり「犯罪」だろう。今回のアップデートによって、客のポケットから現金を盗む「スリ」と、周囲にある設備を破壊する「暴力行為」が園内で発生するようになる。 スられた客は園内でお金の消費ができなくなり、幸福度が下降する。暴力行為は幸福度が低い大人と若者が起こす行動で、破壊されたごみ箱やベンチは来場者が使用できなくなるほか、景観値を下げる。一度破壊されてしまうと掃除を担当する清掃員ではなく、整備士に修理を頼む必要がある。
こうした犯罪に対応する新たなスタッフが「警備員」だ。警備員は、スリや暴力をはたらく来場者を追い回して遊園地から強制退去させる役割を持つ。 警備員にはエネルギーが設定されており、追いかけるたびにエネルギーが消費されるので、犯罪が多いと対応できないだろう。また警備員が周囲にいる状態では、客はポイ捨てしないといった効果もある。新たな設備「セキュリティカメラ」を設置すれば、犯罪率そのものが低下し、犯人が特定しやすくなるので、園内に警備員を数人配置しつつ、セキュリティカメラで治安を確保するのが基本のスタイルになるだろう。
また「経年劣化」についてもテコ入れがはかられており、経年劣化と名声が段階的に視認できるようになるほか、「再ブランド」システムが導入されるなどさまざまな変更がなされる。
そのほかアトラクションやシナリオの追加やシステムの調整についてはパッチノートを参考にしてほしい。
これまでややあいまいなパラメータとなっていた幸福度が大きな意味を持ち、賛否両論の多かった経年劣化についても変更されたSpring Update。大胆な導入が目立ったWinter Updateとは対照的に、ユーザーの声にこたえた調整が目立つ。以前プレイした際に『Planet Coaster』に同様の問題を感じていたプレイヤーは、今回のアップデートを機にあらためて遊んでみてはいかがだろうか。