MicrosoftはWindows 10/Pocket版『Minecraft』のオンラインマーケットプレイスを正式発表した。このマーケットプレイスでは、ユーザーが作ったアドベンチャーマップやテクスチャパック、ミニゲームなどの作品を閲覧することが可能で、「Minecraftコイン」という通貨を利用して購入することができる。現時点では正式なローンチ日は不明だが、4月中旬よりAndroidにてオープンベータが実施予定とのこと。
すでに『Minecraft』をプレイしているプレイヤーの多くは、ユーザーたちが開発してきた無料Modと何が違うのかという疑念を抱くかもしれない。ひとまずMicrosoftは、今回の有料コンテンツを販売するに際し、無料のModはいままで通りにインストール可能であることを明らかにしている。とはいえ、Pocket版においてはiOS版は通常の方法ではMod導入は不可能、またAndroid版も非公式アプリ(無料だがMod設定数を無制限にするのは有料)を導入する必要があり、そういったものに手を出さなくてもよくなるのは1つの利点として挙げられるだろう。
またマーケットプレイスにおいては、コンテンツを販売したユーザーは収益の70パーセントを受け取ることが可能だ(30パーセントはプラットフォーム側にわたる)。収益を得ることでクリエイターたちのやる気を刺激したり、より込み入ったゲームモードやテクスチャパックの登場に期待が持てる。ユーザーが作成したコンテンツをストアで有料販売するようなモデルは、すでにValveが『Dota 2』や「Steam Community Market」などを通じて成功させている。
なおマーケットプレイスにてコンテンツを販売するには、Microsoftに申請して認可をもらい、パートナーシップを結ぶ必要がある。現在はすでにパートナープログラムへの申請フォームが開設されているほか、来週にはRedditの「Minecraft: Pocket」サブレディットにてマーケットプレイス自体に関するAMAも実施予定とのことなので、気になるクリエイターはチェックしてみよう。