Spiderling Studiosは、『Besiege』をバージョン0.45へと引き上げる大型拡張アップデート「Multiverse」を正式発表した。『Besiege』は2015年1月からSteam早期アクセスを通じて販売されてきた作品。物理演算が働く世界内で自由自在に兵器を作りミッションをクリアするシミュレーションゲームだ。今回のアップデートでは、コミュニティからもっとも要望の多かったマルチプレイヤーモードとレベルエディターが追加される。
「Multiverse」アップデートが適応された後は、『Besiege』では最大8人のプレイヤーと攻城兵器の構築、お互いの兵器を使った戦闘、ミッションの攻略を楽しむことができる。また大量のツールセットが導入されるレベルエディターにおいては、プレイヤーはカスタムレベルやゲームモード、ミッションの目標などを、“リアルタイムで”フレンドと構築することができるという。フレンドが作業中のカスタムマップもプレイすることができるとのことで、単なるレベルエディターにはとどまらない、みんなでわいわいと兵器を暴れさせることができるサンドボックス的な環境が導入されるようだ。すでに『Besiege』には非公式のレベルエディターModが存在するものの、それを超える内容となっていることは間違いないだろう。
「Multiverse」の配信時期は2017会計年度のQ3を予定しているとのことで、今年の夏から秋にかけてリリースされることが見込まれる。今後は配信まで各機能の詳細が紹介されていくとのこと。また、『Besiege』は「Multiverse」リリース後もSteam早期アクセスを通じての販売が続けられるものの、価格が2ドル引き上げられることが明らかにされている。
なおこのほかには、ローカライズシステムのテストが最終段階に入ったことも発表されている。同システムが追加されると、Steam Workshopを通じてコミュニティ製の翻訳を導入できるようになる。また4月15日まで、『Besiege』は30パーセントオフの558円にて購入可能なので、今回の情報で気になったプレイヤーはSteamのストアページをチェックしてみよう。