『Terraria: Otherworld』Re-Logicが開発会社の変更を発表、開発難航にも言及。人気サンドボックス『テラリア』シリーズ新作


『Terraria(テラリア)』シリーズを販売するRe-Logicは、新作『Terraria Otherworld』の開発会社を変更すると発表した。同作はこれまでRe-LogicとEngine Softwareが共同で開発を進めてきたが、Pipeworksが受け継ぐことになる。Engine Softwareは前作『テラリア』のPlayStation 3/PlayStation Vita/Xbox 360への移植を担当していた。Pipeworksも同じく『テラリア』のPlayStation 4/Xbox One、そしてモバイルデバイスへの移植を担当していた。

『Terraria Otherworld』は2015年の2月に発表された。前作の特徴である2Dサンドボックス要素は受け継ぎつつも、「Otherworld」と題されているとおり、本編とは雰囲気が異なるダークファンタジー色が強い世界が舞台であり、ストーリーテリングにも力を入れた作品として制作が進められている。しかし一向に発売日が発表されないほか、開発はそれほど順調に見えず、新作を待ち望むファンをやきもきさせる一面もあった。

今回の発表でRe-Logicは、『Terraria Otherworld』の開発が大幅に遅れていることを認め、
「沈黙する時間が長く、多くの人々が不満を持っていることを知っていますし、私たちもそういった状態を幸せに思いません」と謝罪している。Re-Logicは、開発の難航は、高品質なタイトルを生み出すために妥協はできないゆえの結果であると強調しており、開発会社が変更されることにより、今後の見通しは明るくなったとも語っている。

Re-Logicは開発会社の変更によって発売がさらに先になることを示唆しており、「短期的には苦しいが、長期的にはすべての人々が幸せになる選択になることを願っている」と心境を吐露している。『Terraria Otherworld』のリリース予定日は依然として未定となっている。