ゲームエンジンUnityが5.6にアップデート。さまざまな新機能を追加、Nintendo Switchをサポートへ


ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、2017年3月31日にUnity 5.6をリリースしたと発表した。なおこのUnity 5.6をもって、Unity 5のライフサイクルは完了となる。主な新機能は、以下のとおり。

  • プログレッシブライトマッパーのプレビューとライトモード
  • ナビゲーションメッシュ(NavMesh)システムでは経路探索と AI機能が改善
  • GPUインスタンシングの改善とコンピュートシェーダー
  • 新しい2Dツールと、2D物理演算の改善と新機能
  • VulkanサポートとWebAssemblyの実験的なサポート
  • アニメーションシステムとUIコンポーネントのデバッグとインターフェースの改善
  • パーティクルシステムのアップデートとパフォーマンスの改善
  • 新しいポストプロセススタック
  • 物理演算のデバッグを可視化し、貫通状態から戻る物理演算をカスタマイズできる機能を公開
  • 新しいビデオプレーヤーで4K動画再生と360度動画が可能に
  • Unity Collaborate(ベータ版)にオプション追加
  • TexMesh Pro無料化(Unityにネイティブ統合される予定)
  • サポートするプラットフォームの追加:Facebook Gameroom、Google Daydream、Google Cardboard、Nintendo Switch

詳細な情報はこちらに記載されているのであわせて読んでほしい。

今回のアップデートにあわせて、Unityが正式にNintendo Switchのサポートをスタートしている。任天堂は昨年10月に、Nintendo SwitchがゲームエンジンUnreal Engine 4とUnityに対応することを発表しており、すでに『スーパーボンバーマンR』や『いっしょにチョキッと スニッパーズ』などのUnityで制作されたタイトルが発売されてきた。ほかにも『バンジョーとカズーイの大冒険』を手がけたスタッフによる3Dアクション『Yooka-Laylee』もUnityで開発されている。Unityは任天堂の前世代機であるWii Uもサポートしていたが、好調な売り上げを見せるNintendo Switchにとってさらなる追い風になりそうだ。