日本マイクロソフトが『Gears of War 4』の動画を突如公開。CEROレーティング表示もあり、国内発売見送りを撤回か

日本マイクロソフトは4月2日、Xbox公式YouTubeチャンネルにて「Tomorrow」と題した動画を公開した。これは2016年4月に海外で公開された『Gears of War 4』のストーリートレイラー「Tomorrow」と同じものだ。なお同作の国内発売は見送られている。

日本マイクロソフトは4月2日、Xbox公式YouTubeチャンネルにて「Tomorrow」と題した動画を公開した。これは2016年4月に海外で公開された『Gears of War 4』のストーリートレイラー「Tomorrow」と同じものだ。なお同作の国内発売は見送られている。

『Gears of War 4』は、昨年10月に海外でWindows 10/Xbox One向けに発売された『Gears of War』シリーズ最新作だ。マイクロソフト傘下のThe Coalitionが開発した。その舞台は、『Gears of War 3』でローカストとランベントとの戦いに終止符を打ってから25年後の惑星セラ。これまでの主人公だったマーカス・フェニックスに代わって、その息子JD・フェニックスを新主人公にし、新たに出現した敵Swarmや統合連邦政府COGとの戦いを描いている。

トレイラーの内容は前述したように海外で以前公開されたものと同じだが、冒頭に『Gears of War 4』がCEROのレーティング審査によりZ区分(18才以上のみ対象)を取得していることを示す説明が映し出されている。YouTubeページの概要欄には何の説明もなく、Xbox公式サイトなどでも何も発表されていないが、本作の国内発売を示唆していると受け取るのが自然だろう(SNS上では一部販売店が予約を受け付けているとの噂もある)。

本作はもともと日本でも発売予定だったが、昨年のE3のタイミングで発売を見送ることが明らかにされた。その理由について日本マイクロソフトは、国内メディアGAME Watchの取材に対して「CEROのレーティング規定に従ってゲームに手を加えることが難しいため」と説明していた(そのかわり海外版に日本語字幕が収録された)。同社は前作『Gears of War: Ultimate Edition』についても、同様の理由により国内発売を見送っている。今回公開されたトレイラーによって明らかになったCEROのZ区分取得は、そういったゲーム内容の修正がようやく叶ったことを示しているのだろうか。それとも無修正のままレーティング審査に通ったのだろうか。また国内発売されるとすれば、定評のあった日本語吹替は収録されるのかどうかも気になるところだ。ともかく続報に期待したい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6883