家族とはぐれたナメクジ猫の孤独なサバイバルゲーム『Rain World』Steamで配信開始
Adult Swim Gamesは3月29日、Videocultが開発した2Dサバイバル・アクションゲーム『Rain World』をSteamで発売した。価格は1980円。海外ではPlayStation 4版も発売されている。
この世界では定期的に豪雨が降り、洪水が生物の命を飲み込んでゆく。ある日、ナメクジ猫(slugcat)の家族はこの豪雨に見舞われて避難を始めるが、その際に一匹だけはぐれて洪水に飲まれてしまう。一命をとりとめた彼は、離ればなれになってしまった家族を探すため、孤独な冒険をすることになる。
主人公のナメクジ猫のかわいい見た目とはうってかわって、この世界にはさまざまな奇怪な生物が生息している。そして、それらの間には弱肉強食の食物連鎖が存在している。もちろんナメクジ猫もその中にあり、プレイヤーは自分よりも強い生物から逃れつつ、狩りをして食料を確保しなければならない。本作に登場する生物はこの食物連鎖を基準に、まるで本当に生きているかのように行動している。ただし喰い喰われるだけでなく、相手によっては、たとえばなにか有益なアイテムを与えると見逃してもらうこともできるという。
また、本作に存在する食料やアイテムは有限となっている。つまり、仮に部屋にいる生物を食べ尽くしたとしても、いつの間にかまた湧いて出てくるということはないため、常に移動していかなければならない。そうやって腹を満たしたら、豪雨が降って世界が洪水に飲み込まれる前に、安全なシェルターに帰って一日を終えるのだ。
精緻に描き込まれたマップは多くの人工物で構成されているが、すでに文明は滅んでおり古代遺跡と化している。マップはとても広大で、12の区域に分かれており、合わせて1600以上もの部屋があるという。プレイヤーはこの生きた世界でサバイバルをしながら、それぞれの部屋を探索して、はぐれてしまった家族との再会を目指す。