Blizzardが『StarCraft: Remastered』を発表、4Kや日本語対応など、さらに20年楽しめるリマスター。オリジナル版は無料公開へ
Blizzard Entertainmentは3月26日、『StarCraft: Remastered』をWindows/Mac向けに発表した。本作は1998年に発売されたRTSタイトル『StarCraft』のリマスター版だ。同作向けに発売された拡張パック『StarCraft: Brood War』も合わせてリマスターされ同梱される。
本作は、Terran・Zerg・Protossの3つの種族が戦うスペースオペラを描いたRTSで、高く評価されるとともに、韓国を中心にe-Sportsの舞台でも大きな盛り上がりを見せたタイトルだ。2010年には続編となる『StarCraft II: Wings of Liberty』が発売されている。
今回のリマスターではグラフィックとサウンドが現代に合わせて強化されており、グラフィックは高解像度化のために描き直され、ゲーム画面は4K解像度までのワイド画面に対応する。そのほかマッチングシステムの強化や、キャンペーンモードのクラウドセーブ対応、リプレイやカスタムマップ、キーアサインのサポート、さらにBlizzardのネットワークと連携したソーシャル要素も追加される。また、オリジナル版では5か国語に対応していたが、新たに日本語を含む8つの言語が追加される。
発表の中でBlizzardのCEO Mike Morhaime氏は次のように語っている。
「『StarCraft』はBlizzardのDNAが精製された結晶です。そのストーリーやゲームバランス、そして細かなディテールのひとつひとつが、我々が長期にわたってこの素晴らしいエンターテイメントにコミットしてきたことを表しています。同作はおよそ20年のあいだe-Sportsを含む対戦ゲームの中心に位置してきました。そしてオリジナル版を現代化させた『StarCraft: Remastered』は、プレイヤーに次の20年を楽しんでもらうためのものです。」
『StarCraft: Remastered』は今年の夏に発売予定。価格については後日発表するとしている。なお、Blizzardは『StarCraft: Brood War』向けのアップデート1.18を今週中に配信する。これにはバグ修正のほか、キーアサインやオブザーバーモードの対応、アンチチートシステムの刷新、Windows7/8.1/10との互換性の向上などが含まれる。そしてアップデートが配信されると同時に、オリジナル版『StarCraft』および『StarCraft: Brood War』は完全無料化されるとのことだ。