任天堂は海外メディアCNETを通じ、インターネット上で「Nintendo Switch」の左側のJoy-Conが接続しづらいと報告されている件について言及した。同メディアは現地時間3月21日に、左側のJoy-Conについての検証記事を掲載しており、その翌日に任天堂からさらなる公式声明が公開された流れだ。この中で任天堂は少数の個体に“ばらつき”があったことを認め、修理が必要かどうかはサポートセンターへと問い合わせて欲しいと伝えている。
CNETにて公開された3月21日の記事では、左側のJoy-Conを修理にだしたところ、センサーへの干渉を抑えるためと思われる誘電性フォームが追加されていたという検証結果が記載。また新たに別のJoy-Conを購入すると、こちらには誘電性フォームは追加されておらず、代わりに型番が変化していたため、任天堂が問題を把握し製造行程を変えたのではないかと報じていた。
任天堂は今回の公式声明にて、「Joy-Con」のコントローラに設計上の問題はなく、広範囲におよぶ積極的な修理や交換の取り組みは進めていないとコメント。一方で少数の個体における無線インターフェイスにて、製造過程における変動(Manfacturing Variation、いわゆる“製造上のばらつき”)があったことを認めた。このばらつきの発生は工場レベルですでに対処されており、これ以降は問題は発生しないとされている。
任天堂は積極的な修理や交換は進めていないとした一方で、左側の「Joy-Con」に修理が必要かどうかについては、カスタマーサポートセンターに問い合わせて欲しいとしている。修理が必要な場合には無償で、また地域によって異なる場合もあるものの1週間未満で返却すると伝えている。
以前より任天堂は、特定の環境や機器によっては「Joy-Con」の接続が不安定になるとも伝えてきた(関連記事)。これらを試しても改善しなかったユーザーは、国内のサポートセンターに問い合わせてみるといいだろう。