オーストラリアのインディーデベロッパーPowerhoofによるダンジョン探索ローカル対戦ゲーム『Crawl』が4月11日に正式リリースされることが分かった。対象プラットフォームはWindows/Mac/Linux(Steam/Humble Store)および海外PlayStation 4/Xbox One。『Crawl』は2014年8月にSteamでの早期アクセス販売を開始したタイトルである。約2年半の年月が流れ、ようやくバージョン「1.0」に切り替わるときがきた。
本作は最大4人のローカル対戦およびAI対戦に対応している。プレイヤーの1人がヒーローを、残りの3人が幽霊を操作する。幽霊は魔法陣からモンスターを召喚したり、ダンジョン内のトラップを作動させることが可能。ヒーローを倒せば役割を交代できる。自動生成ダンジョンを進み、最終的にヒーローとしてダンジョンのボスを倒したプレイヤーの勝利となる。なお通常よりも強力な特殊モンスターとして、あの「ゲイブ」が登場することも。2015年にGabe Newell氏本人の許可を得て追加したという。
ヒーローはモンスターを倒してライフソース(経験値)を集めることでレベルアップする。幽霊側はダンジョンの奥へと進むにつれて強力なモンスターを召喚できるようになり、自然と難易度が上がっていく。モンスターの種類はコウモリ型、アンデッド、デーモン、ドラゴンなど全部で60種類以上。ヒーロー用の武器・魔法スペルも豊富で、リプレイ性が高い。ヒーローのレベルが10に達するとボス部屋へのポータルが解放され、3人の幽霊プレイヤーが部位ごとに分かれて操作する強大なボスモンスターとの戦いに挑戦できる。幽霊側は最後の防衛線として、それまで以上の連携力が求められる。
1回のプレイ時間は30分ほどで、友人と一緒にサクッと遊ぶのに丁度よい長さといえるだろう。なお当初検討されていたオンライン・マルチプレイへの対応は、開発陣のリソースが限られていることもあり断念している。その分、正式リリース後のコンテンツ追加に力を注いでいくとのことだ。