現在アメリカ・テキサス州オースティンで開催中の芸術祭SXSWで、セガがパネルセッション「Gotta Go Fast: The Official Panel of Sonic the Hedgehog」を実施した。この中で、セガ・ソニックチームのプロデューサーの飯塚隆氏から、Windows/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに今年発売予定の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズ新作『ソニックマニア』と『Project Sonic 2017』についていくつか新情報が明かされた。
まず、『ソニックマニア』から始まったセッションで飯塚氏は、海外で発売予定のソニックフィギュア付き限定版の実物を披露しながら、現在も鋭意開発中であると語った。ただ、高品質なゲームに仕上げるためにはもう少し時間が必要だとして、今春発売予定としていたところを今夏予定に延期することを発表した。
*ナックルズも登場するエンジェルアイランドが舞台のFlying Battery Zoneが披露された
一方の『Project Sonic 2017』について、飯塚氏からその正式タイトルが『SONIC FORCES』であることが発表された。「FORCES」とは「軍隊」という意味だが、これが本作のキーワードとなっており、ソニックとその仲間たちの「ヒーロー軍」と、エッグマン率いる「悪の軍団」との戦いが描かれる。3つのユニークなゲームプレイスタイルが収録され、マップを探索するような要素もあるという。また、モダンソニックとクラシックソニックが登場することも飯塚氏は認めている。
その開発は『ソニック ジェネレーションズ』や『ソニックカラーズ』と同じチームが手がけ、新たなゲームエンジン「Hedgehog Engine 2」を使用している。この新エンジンによって、グロバールイルミネーションや物理レンダリングが高速に処理され、水や光の表現を高めることができるようになったという。そして、会場ではモダンソニックを使用したゲームプレイトレイラーが披露された。これは明日正式にYouTubeで公開予定だという。なお、『SONIC FORCES』の発売時期はこれまでと変わらず2017年ホリデーシーズンとなっている。