ジャンプスケア系インディーホラー『Emily Wants to Play』の続編『Emily Wants to Play Too』の最新ティーザー映像が公開された。映像はプリ・アルファ段階のものだ。また動画の公開とあわせてSteam Greenlight Programにも登録されている。開発は前作とおなじくSKH Apps。Shawn Hitchcock氏ひとりのスタジオであり、今作も実質的には個人開発のプロジェクトである。
前作の主人公はピザの配達員であったが、今回はサンドウィッチ屋の配達員としてプレイする。いつもどおりシフトをこなしていたところ、金曜日の午後11時、営業時間の終了間際になって、とある研究施設から注文が入った。その施設には町内で起きた事件の証拠物品が保管されている。数日前には3体の奇妙な人形が運ばれてきたばかり。嫌な予感しかしない。いますぐにでも施設から逃げ出したいが、なぜだかドアが開かない。おやおや、エミリーちゃんったら、どうやら新しいお友達を見つけちゃったみたいだね。
『Emily Wants to Play』は近年量産されているジャンプスケア多発型インディーホラーの流れを汲んではいるものの、「逃げる」「動いてはいけない」「目をそらさない」といったギミックをレイヤー化することで、ゲーム終盤にパニックの絶頂を持っていくことに成功した作品であった。今年2月には、日本一ソフトウェアの新レーベル「日本一 Indie Spirits」の第1弾タイトルとして、PlayStation 4向けの日本語版がリリースされている。
前作の「お遊戯」で一夜を共にした人形「キキ」「ミスター・タターズ」「チェスター」は続投しつつ、新しい「お友達」とゲームメカニックが導入されるとのこと。ステルスとストラテジー要素を取り入れており、時間制限つきのイベントも発生するという。今回のお人形さんたちは遊びたがりなだけでなく、無性にあなたを捕まえたくなることも。また一軒家の中だけで完結していた前作と違い、複数のステージが用意される。マルチエンドを予定しているということで、エミリーとお人形たちの物語がどう転んでいくのか気になるところだ。
『Emily Wants to Play Too』の対象プラットフォームはPC/Mac/Linux。リリース時期は2017年夏を予定している。VRモードではHTC ViveとOculus Riftの両方に対応する。