欧州セガ、閉鎖が発表されていた「Crytek Black Sea」を買収。「Creative Assembly」系列のスタジオとして再出発へ


欧州セガは現地時間の3月6日、Crytek下で運営されていた開発スタジオ「Crytek Black Sea」を買収したことをプレスリリースを通じて発表した。海外メディアRock,Paper,ShotgunEurogamerが報じている。同スタジオは『Alien Isolation』や『Total War』シリーズで知られる「Creative Assembly」系列となり、「Creative Assembly Sofia」として今後ゲームを開発していくことになる。

昨年12月、Crytekでは給料の未払いが発生しているという従業慰安からの報告がインターネット上で相次ぎ、それに続いてCrytekが「Crytek Black Sea」を含む複数のスタジオの閉鎖を発表していた(参考記事)。すでに「Creative Assembly」は英国に3つのスタジオを構えており、今回新設された「Sofia」は4つ目となる。昨年度、「Creative Assembly」の従業員は37パーセント増加し、現在では500人以上が働いているという。

※「Crytek Black Sea」が開発していたMOBA『Arena of Fate』の映像

現在「Creative Assembly」は複数の未発表タイトルを開発していることも明かされており、どのような新作が登場するのか期待したい。「Crytek Black Sea」はかつてMOBA『Arena of Fate』を開発し、また「Creative Assembly」自身もストラテジーゲーム『Total War』シリーズを手がけてきたということもあって、両スタジオの相性はいいだろう。

なお今年1月には、先に「Crytek Black Sea」からレイオフされたスタッフたちが、「Black Sea Games」を新設していた(参考記事)。