『悪魔城ドラキュラ』シリーズのプロデューサーとして知られる五十嵐孝司(IGA)氏の新作『Bloodstained: Ritual of the Night』(以下、Bloodstained)。同作が任天堂の新ハードNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でも発売されるのではないかという噂がささやかれている。
発端となったのはNintendo Switchから閲覧できるゲームニュースだ。ゲームニュースは、Nintendo Switch内で登録しているアカウントの地域に対応して、それぞれ内容が変わる。欧州アカウントでは、先日開催されたNintendo Switchで発売されるインディーゲームを紹介する「Nindie Showcase」についてのニュースが掲載されている。そのニュース内で公開されているタイトル一覧の画像に、『Bloodstained』のロゴがあったことが明らかとなった。
『悪魔城ドラキュラ』シリーズはニンテンドーDSでも展開されていたこともあり、任天堂ユーザーにとってもなじみの深いタイトルだ。同作のDNAを受け継ぐ『Bloodstained』はPC/Mac/LinuxおよびPlayStation 4/PlayStation Vita/Xbox One/Wii U向けに開発されている。しかし五十嵐氏は、昨年10月にゲームの延期を発表した際に、Wii U版の開発が時間を要するものになりつつあることを示唆し、「出資者の声は聞きたいし声に答えたいが、複雑な状況にある」とコメントしていた。ちなみにWii U版はUnreal Engine 4で開発していることも明かされていた。
ほかのKickstarter発のタイトルとしては、同じくWii U版を開発していた3Dアクション『Yooka-Laylee』は、昨年Wii U版の中止を発表し「Wii U版の出資者は、Nintendo Switchを含めた他ハードのバージョンを入手できる」という措置をとっている。2013年にキャンペーンを成功させたRPG『Soul Saga』に関しては「Wii U版をリリースする予定は変わらない」とコメントしており、デベロッパーによって対応はさまざまだ。