スパイク・チュンソフトは実写サウンドノベルゲーム『428 封鎖された渋谷で(428: Shibuya Scramble)』のPS4/PC(Steam)版を海外地域で2018年早期にリリースすると海外向けのプレスリリースを通じて発表した。昨日実施された「GDC 2017」のプレス向けイベントにて明らかにしたもので、同作の海外展開は初となることが明らかにされている。
『428 封鎖された渋谷で』は2008年にWii向けにリリースされたタイトルで、チュンソフトの『街』以来となるザッピングシステムを搭載したタイトルだ。プレイヤーは新米刑事の加納慎也など複数のキャラクターを操作し、渋谷で発生した誘拐事件の謎を追っていく。今作でも複数のキャラクターの物語を複雑に絡み合い最終的に1つのエンディングへと到達していく巧みなプロットは健在で、国内では『街』に続く高評価を受けており、後にPS3/PSP版やiOS/Android版も配信されている。
現時点ではPS4/PC(Steam)版に新たな機能が搭載されるとは言及されていないが、言語としては日本語の吹き替えと英語/日本語の字幕が収録されていることが明らかにされている。旧チュンソフトによる実写系アドベンチャーゲームとしては、『かまいたちの夜』が『Banshee’s Last Cry』として海外向けにリリースされている。はたして主人公が入れ替わり立ち替わり進む『428』のザッピングシステム(海外向けにはJUMPシステムと表記)がどのような評価を受けるのか、注目したい。