任天堂から発売される新型ハードNintendo Switchは、日本で購入した本体で海外にて発売されたゲームも遊べる「リージョンフリー」がひとつの特徴だった。このリージョンフリーにおいて重要となるのが、「ダウンロードゲームもリージョンフリーであるかどうか」だろう。すでにKotakuが任天堂の広報から「サポートはしていないが、アクセスすることはできる」とコメントを得ており、注目が集まっていた。
早速筆者もNintendo Switchを購入し、海外で販売されているゲームが購入できるか検証した。手順としては、ホーム画面にあるニンテンドーeショップ(以下、eショップ)のアイコンをタップし、「だれがニンテンドーeショップを使いますか?」と表示されている画面にて、新たなユーザーを追加する。アイコンや名前を決めれば、次はニンテンドーアカウントの作成だ。これまでニンテンドーアカウントで使用していないメールアドレスを入力し、返信メールに記されている指示に従っていけば、ユーザー情報を登録する画面が表示される。このユーザー情報登録画面にて、「国/地域」の部分にアクセスしたいeショップの国名を入力すれば、海外アカウント作成の完了だ。他コンソールのように、一度作成さえすれば、ユーザーを切り替えることで海外のeショップにアクセスできる。
しかし、アメリカとイギリスのeショップで『FAST RMX』の購入を試みたものの、日本で購入したニンテンドープリペイドが認識されず、手持ちのクレジットカードも使用できなかった。AUTOMATON編集部は北米のeショップに関して任天堂本社に問い合わせたところ、「北米のニンテンドーeショップでゲームを購入する場合は、北米向けのクレジットカードが必要である」「北米のニンテンドーeショップでは北米のプリペイドカードが使用できる」との回答をいただいた。日本からも取得できる一部の米国クレジットカードを使用するか、日本Amazonなどで販売されている北米のギフト用ニンテンドープリペイド(Nintendo eShop Card)を購入する方法が、国内から北米eショップにてゲームを買う際の現実的な手段となるだろう。
なお任天堂は公式サイトのサポートページで「海外で発売されているNintendo Switchソフトも日本販売の本体で動作しますが、ソフトごとの動作確認は行っておらず、動作保証やサービスもいたしかねます。」と記述している。