『ペルソナ』シリーズを手がけた橋野桂氏の素顔に迫るドキュメンタリー映像がtoco toco tvにて公開中


日本人クリエイターが好きな場所や思い入れのある場所を選び、影響を受けたものなどを散歩しながら語るフランスのテレビ番組toco toco tvに橋野桂氏が出演している。toco toco tvでは過去にSWERY氏や須田剛一氏、外山圭一郎氏や石渡太輔氏など数多くのゲームクリエイターの「散歩」を公開してきたが、今回は『ペルソナ』シリーズにプロデューサーやディレクターとして携わってきた橋野氏を紹介している。

番組内で橋野氏は『ペルソナ5』で登場したマップのモチーフになった土地を歩き、たとえば三軒茶屋ならぬ「四軒茶屋」についてどのようなメッセージ性を込めたかなど開発秘話を明かしている。また、橋野氏が「キャロットタワー」にて休日を過ごす様子も描かれており、『ペルソナ』シリーズのクリエイターの意外な一面を知ることもできる。

ほかにも橋野氏は、先日アトラスがファンタジーRPGを作るために立ち上げた、新たな社内プロダクションスタジオ「スタジオ・ゼロ」についても言及している。スタジオ・ゼロは橋野氏が指揮をとるスタジオで、副島成記氏がキャラクターデザイナーとして、目黒将司氏がサウンドコンポーザーとしてチームに加わるなど『ペルソナ』チームの主要スタッフが多く在籍している。『ペルソナ5』は発売するやいなや大ヒットを記録し、2016年を代表する作品ともいえるタイトルとなった。実力派スタッフで構成されているスタジオ・ゼロの活躍にも期待したい。