ノルマンディーの戦いを描くRTS『Steel Division』発表。使用可能なユニットが変化していく戦場と、最大10vs10のマルチが特徴


「Paradox Interactive」は、第2次世界大戦を舞台とする新作リアルタイムストラテジーゲーム『Steel Division: Normandy 44』を正式発表した。開発は『R.U.S.E』や『Wargame』シリーズの開発元としても知られる「Eugen Systems」が担当。シングルプレイヤーキャンペーンと最大10vs10のマルチプレイヤーモードを搭載して、Steamにて配信されることが明らかにされている。

ゲーム中には6つの国家に属するさまざまな軍勢が登場する。プレイヤーは「第101空挺師団(アメリカ軍)」や「第21装甲旅団(ドイツ連邦陸軍)」などのユニットを指揮して敵に打ち勝たなければならない。それぞれの軍勢にはユニークなユニットが存在しており、その種類は戦車から戦闘機まで全400種類以上。海外メディアPC Gamerによれば、プレイヤーはミッションごとに30体から40体のユニットを選択し、カードデッキのような感覚で使用することができるという。

また最大の特徴として、これらのユニットは3つのフェイズに区分されており、マッチ中は時間の経過と共にそれぞれ使用可能になっていく。これは実際の戦争における軍隊が前線へ到達するまでの時間、つまりは“移動速度”を表現するために作られたシステムとなっている。投入可能なユニットが時間経過と共に変わっていくことで、戦況がダイナミックに変化していくことが期待できそうだ。

時間経過で進む3段階のフェイズごとに使用可能なユニットが増えていく『Steel Division』

このシステムに加え、本作は1944年のノルマディーの戦いの航空写真をもとにマップを作成するなど、第2次世界対戦のノルマディーの戦いをリアルに描くことをコンセプトの1つとしているようだ。実際に存在した当時のフランス北西部をどのように攻略するか、というのはなかなか熱い。

『Steel Division』は2017年後半にリリス予定、対象プラットフォームはPCとなっている。