台湾のゲーム開発スタジオ「Rayark」は、同社の音楽リズムゲーム『Voez』のNintendo Switch版をリリースすると発表した。配信日は3月3日、価格は2500円(税込)。ダウンロード専売となる。Nintendo Switch向けの作品としては、初めて携帯モードのタッチパネル操作のみに対応した作品となる。
「Rayark」は『Cytus』『Deemo』といったスマートフォン・携帯ゲーム機向けの音楽ゲームで知られる台湾の開発スタジオだ。『Voez』は同スタジオが2016年5月にiOS/Android向けにリリースされた作品で、ノーツがラインに到達した時点でタッチするというオーソドックスなシステム上に、「レーンが増えたり左右に移動したりする」という独自の要素を盛り込んでいる。また『Deemo』と同様に独自の世界観・物語性があり、本作では蘭空高校に通う6人の男女がバンドを組むストーリーが描かれている。
なおiOS/Android版は基本無料で楽曲を解禁するキーを有料で購入できるという仕様だったが、本作は116曲すべてが最初からプレイ可能とのこと。またNintendo Switch版でしか遊べないデフォルト曲の「Ascension(xi)」が収録されており、今後のアップデートでも独占楽曲が追加されていく予定だという。
なお前述したように、Nintendo Switch版『Voez』はTVモードではプレイできず、さらにボタン操作もできない仕様になっており、携帯モードのタッチパネル操作でのみ遊べることが明らかにされている。タッチ操作のみの作品もリリースが可能ということで、今後iOS/Androidで販売されている魅力的な作品がSwitchでも登場することが期待される。