「Academy of Interactive Arts & Sciences」(以下、AIAS)が主催する第20回「D.I.C.E Awards」のゲーム・オブ・ザ・イヤーに『Overwatch』が輝いた。ほかのノミネート作品は『Battlefield 1』『INSIDE』『Pokemon GO』『Uncharted 4: A Thief’s End』(以下、Uncharted 4)であった。
「D.I.C.E Awards」への投票は、3万3000人超のAIASメンバーにより行われる。『Overwatch』は全24部門中6部門でノミネートされており、「Action Game of the Year」「Outstanding Achievements in Game Design」「Outstanding Achievements in Online Gameplay」を含め4部門で受賞している。
式典当日のGotY発表者は、昨年の受賞作品『Fallout 4』でゲームディレクターを務めたTodd Howard氏。今回の「D.I.C.E Awards」では「AIAS Hall of Fame」へ22人目の殿堂入りを果たしている。そんなHoward氏は、「プレイ・オブ・ザ・ゲーム受賞者は『Overwatch』」という『Overwatch』用語を用いた粋な言葉で受賞作品を発表している。
『Overwatch』は「The Game Awards 2016」でもGotYを受賞。3月1日開催の「Game Developers Choice Awards』でもGotYを含め5部門でノミネートされていることから、本作の受賞ラッシュはまだまだ続きそうだ。
最多ノミネート作品(10部門ノミネート)の『Uncharted 4』はGotYこそ逃したが、「Adventure Game of the Year」など4部門で受賞。9部門でノミネートされていた『INSIDE』も、予算の限られたインディー作品向けの「D.I.C.E Sprite Awards」を含め3部門で受賞。
また2016年ゲーム業界に限らず話題となった『Pokémon GO』は「Mobile Game of the Year」、シリーズ新作『Pokémon Sun and Moon』は携帯ゲーム機向けの「Handheld Game of the Year」で受賞している。
そのほか国内タイトルでは、「Role Playing/Massive Multiplayer Game of the Year」で『Dark Souls III』、「Fighting Game of the Year」では『Street Fighter V』。特定のキャラクターに焦点を当てた「Outstanding Achievement in Character」では『人喰いの大鷲トリコ』のトリコが選ばれている。