20万ドルのポルシェで『Doom』を遊ぼう。ホーンを鳴らして射撃、アクセルを踏んで前進の簡単操作
ガレージに眠らせたポルシェで『Doom』をプレイしたい。そんな夢の叶え方を教えてくれるのが、VexalことMatt Swarthout氏によるハウ・トゥー動画である。Swarthout氏はソフトウェアエンジニアであるが、「ポルシェで『Doom』」を実践するのに専門的な知識はいらない。必要となるのは、ご自宅のポルシェ911、『Doom』または『Doom 2』のディスク、フラッシュドライブの3つだけ。準備時間はたったの5分。誰でも簡単、3段ステップでジョイライドに出発。新しいスピードラン文化の幕開けだ。
まずはフラッシュドライブに愛車の車両識別番号を含んだファイルを保存し、車両のメディアUSBポートに差し込む。すると内蔵コンピューターをデバッグモードで走らせることができる。ポルシェ911以外のモデルでも再現できるはずだが、Swarthout氏はポルシェ911を使用することを強く推奨している。あとは『Doom』または『Doom 2』のディスクをCDドライブに挿入するだけ。
車両のコントロールはPCのインプットコントローラーとして識別されるため、ギアチェンジで武器を変更、ホーンで射撃、ステアリングで左右移動が可能。アクセルを踏むと前進だ。ギアを頻繁にシフトするため車両の揺れにご注意を。またホーンの連打により近隣の迷惑にならないよう場所を配慮しよう。
もちろん、映画を見たり、スマートフォンでゲームをしたりといった「ながら運転」は事故のもと。ポルシェで『Doom』を再現すれば、ほぼ間違いなく警察の御用となる。Swarthout氏のハウ・トゥー動画も私有地で撮影されたものであり、絶対に公道でプレイしないよう動画説明文には注意書きが添えられている。ということで、厳密には「危険運転とホーンの連打が許される閉鎖された私有地」を確保することも、準備段階で必要となりそうだ。
とはいえ、公共交通機関の整った都心住まいであれば、ポルシェ、もとい自家用車を所有していないゲーマーも少なくはないだろう。Swarthout氏は過去にトースターで『Doom』をプレイするハウ・トゥー動画も公開しているため、一味違った『Doom』を求めている方はそちらも参考になる、かもしれない。