『Watch Dogs 2』最新DLCのトレイラー公開。パッチ1.11で追加された失踪ミステリーも話題に


Ubisoftは2月20日、『Watch Dogs 2』の最新DLC「ヒューマン・コンディション」のトレイラー映像を公開した。「ヒューマン・コンディション」では3つの新規クエスト、エリートレベルのCo-opミッション、新しいエナミータイプ「ジャマー」が追加される。

新規クエストではバイオテクノロジーや自動運転車技術の悪用が描かれる。自動運転車というトピックを扱うだけあって、ターゲットとなるのはGoogleのパロディ企業「Noodle」である。またゲーム本編で敵対したレニや、前作のキャラクター「ジョルディ・チン」もクエストに登場する。ロケーションは大型クルーザー、建設現場、セキュリティ会社、TV局など、インドアとアウトドア両方の侵入ミッションが期待できる。

またCo-opミッションには高難度のエリートレベルが追加され、マーカスのハッキングツールをジャミングする強敵「ジャマー」が登場する。「ヒューマン・コンディション」のコンテンツ量は合計で5時間相当となる模様。海外での配信日はPlayStation 4向けに2月21日、Xbox One/PC向けには3月23日を予定している。

自動運転車は「Automata」クエストクリア後「カーオンデマンド」に追加される。ただし自動運転は不可

また先日配信されたゲーム本体のアップデート1.11ではエンディングに新しいシーンが追加されたことで注目を浴びたが、通称「The Shuffler」と呼ばれるミステリークエストも追加されていることが明らかになった(参考記事:Kotaku)。

アップデート1.11以降、自称「Shuffler Hunter」のティーンエイジャー4人組が失踪したというNPC間の会話が聞こえてくる。「The Shuffler」について深入りしたものは精神が崩壊するという都市伝説のようで、『Watch Dogs 2』の公式Tumblrアカウントも「The Shuffler」の謎について度々言及している。どうやら別次元へとつながるポータルが関係しているようだが、はたして真相やいかに。

※以下の文章にはゲーム内クエストのネタバレが含まれております。

Image Credit: Moesaurus

マップ上にある4つのグラフィティをカメラ機能で撮影すると、失踪事件のヒントとなるダイアログが流れる(シングルプレイ時のみ発動)。またグラフィティ下部に記載された暗号文も謎を解く鍵となるようで、4つすべてのグラフィティを見つけると暗号文のパターンを解読し、アルファベットに置き換えて読めるようになる。この新しい解読コードを使って読解すべきメッセージがあるはずなのだが、現時点ではメッセージのありかが判明していない。コミュニティ上では時間経過により新しいヒントが浮上すると予測されている。

「The Shuffler」ミステリーの進捗状況は、DiscordのコミュニティによりGoogleドキュメント上にまとめられている。ゲーム外部のTumblrアカウント情報も関連していることから、ARG(Alternate Reality Game)のような構造になっている。最新DLCの発売に合わせてエンディングシーンと、コミュニティの力を試すミステリークエストを追加したUbisoft。いずれも『Watch Dogs 2』の世界に戻る動機付けとして効果的なコンテンツと言えるだろう。