未知のテクノロジーを手にした人類の末路とは。文明崩壊後のアフリカを描く『Beautiful Desolation』Kickstarterで開発資金獲得に成功

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南アフリカに拠点を置くインディースタジオThe Brotherhoodは2月19日、ポイント&クリック型アドベンチャーゲーム『Beautiful Desolation』の開発資金を募るKickstarterキャンペーンが終了したことを報告した。初期ゴールの12万ドル(約1354万円)はキャンペーン終盤に達成し、最終的に4472人から13万8457ドル(約1562万円)を集めることに成功した。

本作の舞台はアフリカ大陸南部。1980年に「ペンローズの三角形」の形をした巨大な謎の構造物が突如現れ、大西洋とインド洋が交わる沖合で静止した。地元政府はそれを「The Penrose(ペンローズ)」と名付けて所有権を主張し、調査チームを送り込む。ペンローズの内部には未知のテクノロジーが詰まっており、人類はその解析に明け暮れることになった。以降数世紀にわたって、物理学や材料工学などあらゆる技術が急速に発展し、人類はそれまでとは異なる方向へ歴史を歩むことになった。ペンローズは人々に平和と豊かさをもたらしたかに思われたが、やがて争いの種となり戦争に発展する。人類は地球上の文明が崩壊するまで戦いをやめることはなかった。

ゲームではその文明崩壊後の世界をプレイする。本作の主人公はMark LeslieとDon Leslieの兄弟。Markは科学者で、なにか問題があると解決策を見つけ出すことに没頭する人間だ。一方のDonは元軍人で、現在はペンローズ内で国際警備機関の運営を任されている。二人はLeslie家を襲ったある出来事によって相容れない関係になっている。プレイヤーは彼らを操作してパズルを解いたりアイテムを組み合わせたりしながら、荒廃したアフリカに存在する村や崩壊した街を探索し、失われたテクノロジーやペンローズにまつわる謎を解き明かす。そして同時に、Leslie家の物語についても知ることになる。

話は1980年に戻るが、ペンローズの中心部に到達した調査チームはある文字列が表示されたターミナルを発見する。そこには「私がこれを解決する。Mark Leslie」と書いてあった。その時代にいないはずのMarkの言葉が、どこからともなく現れた構造物の内部にあった訳とは、そしてその言葉の意味するものとは一体なんだろうか。その謎もゲームを進める中で明らかになるのかもしれない。

本作の世界観は1980年代の機械とペンローズ由来のテクノロジー、そしてアフリカの民族文化がミックスされている。プレイヤーには犬型AIロボットPoochが帯同することがあり、“彼女”も高度なテクノロジーの産物ながら、頭部はレトロなカメラやブラウン管テレビでできている。また多くの動物も登場し、アフリカに実際に生息している動物のようで少し姿や骨格が異なっている不思議な世界だ。

本作の開発には『The Vanishing of Ethan Carter』や『バイオハザード7 レジデント イービル』などでも使用された技術フォトグラメトリが導入されており、マップやオブジェクトなどにリアルな質感をもたらしている。簡単にいうと実物の写真を3Dモデルのテクスチャに応用する手法で、本作では何百枚ものアフリカの風景写真を使用しているという。

今回のKickstarterキャンペーンではストレッチゴールをひとつ達成しており、Markのフィールドノートがゲーム内に追加される。これはプレイ中に出会った動物や植物などのスケッチや写真などが収められていく調査記録だ。これにはそれぞれの民族の風習なども記され、アフリカの先住民がペンローズから受けた影響なども知ることができるようになるという。

開発資金の獲得に成功したことによって、本作はPC向けに2019年10月に発売される予定だ。なお、本作の公式サイトでは引き続き出資を受け付けている。発売はまだまだ先だが、69ドル以上出資すると時期は未定ながら本作を一足早く体験できるベータ版が提供される。

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