「Humble Bundle」がゲームのパブリッシング事業へ参入、マルチプラットフォーム展開や出資で開発者をサポート

ゲームの販売や期間限定のチャリティバンドルで知られるHumble Bundle社は、ゲームのパブリッシング事業に参入することを発表した。マルチプラットフォーム展開のサポートや出資で開発者をサポートするとのことで、本格的な参入であることが明らかとなっている。

ゲームの販売や期間限定のチャリティバンドルで知られるHumble Bundle社は、ゲームのパブリッシング事業に参入することを発表した。マルチプラットフォーム展開のサポートや出資で開発者をサポートするとのことで、本格的な参入であることが明らかとなっている。

最初のパブリッシングタイトルとしては、『A Hat in Time』『HackyZack』『Ikenfell』『Keyboard Sports』『No Truce with the Furies』『Scorn』『Staxel』の7作品が紹介されている。ニンテンドー64時代の3Dアクションゲームを思わせる『A Hat in Time』にはじまり、AUTOMATONでも紹介した魔法学校が舞台のRPG『Ikenfell』や(参考記事)、一人称視点のホラーゲーム『Scorn』など(参考記事)、良質な作品が集まっているようだ。

Humble Bundle社はバンドル販売の「Humble Bundle」やゲームストア「Humble Store」などを展開しており、これらと連携するであろうパブリッシング契約は開発者にとって魅力的なものとなるかもしれない。パブリッシング事業の担当者となるJohn Polson氏は、2010年にローンチされたHumbleは1000万人以上の消費者から信頼を得てきたとコメント。ゲームにとってオーディエンスを見つけることさえ困難なこの時代に、パブリッシングは次の論理的なステップだと感じていると伝えている。

なお、これらの作品はHumble Bundle主導でGDCやPAX Eastに出展されるとのこと。このほかパブリッシングを希望するデベロッパー向けのフォームも開設されているので、気になっている開発者はチェックしてみよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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