2017年の『Call of Duty』は“ルーツに戻る”、Activisionが投資家向け資料でコメント

Activisionは投資家向けの2017会計年度Q4資料にて、2017年にリリースされる『Call of Duty』新作について言及した(pdf資料)。

Activisionは投資家向けの2017会計年度Q4資料にて、2017年にリリースされる『Call of Duty』新作について言及した(pdf資料)。ゲーム内容などは伏せられているものの、“ルーツに戻る”ことが明らかにされている。『Call of Duty』シリーズは2014年より3スタジオよる3年開発サイクル制を採用しており、今年は同年に『Call of Duty: Advanced Warfare』をリリースしたSledgehammer Gamesの新作が発売される見込みだ。

“ルーツに戻る”という言葉をどう受け止めるかは難しいが、1つの可能性としては2003年にリリースされた初代『Call of Duty』がある。第2次世界大戦を舞台とした同作は、映画からのオマージュを感じさせるハイクオリティな演出で当時評価を浴びたほか、現在では存在しないModのサポートなども存在していた。またマルチプレイヤーのルールも現在のシリーズ作品と比較すると非常にシンプルで、エグゾスーツを着て空中を飛翔したりすることもない。そういった初期作品の時代設定やシンプルなゲーム性へ回帰する、と捉えることもできるかもしれない。

例年通り、2017年の新作『Call of Duty』に関してもいろいろな怪しい噂が浮上しており、昨年10月にはベトナム戦争が舞台になるという出自不明のニュースがインターネット上を駆け巡っていた。上にあるTwitterの映像とツイートはSledgehammer Gamesとスタッフが投稿したもので、たとえばM1911の画像は第1次世界大戦や第2次世界大戦が最新作の舞台になることを示唆しているなど、これらが新作『Call of Duty』の内容を指し示しているのではないかという推論もある。

『Call of Duty』の最新作は例年4月から5月にかけて正式発表されている。暖かくなったころにどのような「ルーツに戻る新作」が登場するのか、続報に期待したい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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