リア充連続殺人事件、再び。パーティ会場に屍の山を築くステルス・ストラテジー『Party Hard 2』正式発表


ウクライナのインディーデベロッパーPinokl Gamesの新作『Party Hard 2』が正式発表された。前作と同様、米国のパブリッシャーtinyBuildとタッグを組んでいる。

『Party Hard』シリーズは、各地のパーティ会場に忍び込み、オードブルに毒を仕込んだり、酔っ払ったパーティー参加者をデストラップに誘い込むことで一人ずつ殺害していくステルス・ストラテジーゲームである。騒ぎを最小限に抑えつつ、一人残らず息の根を止めていく。

2015年に発売された前作『Party Hard』では、お隣さんのパーティがうるさくて眠れなくなったことをきっかけに「パーティ・ハード・キリング」という全米パーティ会場連続殺人事件を引き起こすサイコキラーがメインキャラクターとなっていた。対する続編では年末ボーナスを貰えなかった会社員が、会社のホリデーパーティで暴動を起こす。

トレイラーから見て取れる最大の変更点は、前作のような2Dではなく、2.5Dのピクセルアートを採用していることだろう。パーティ会場の盛り上がりっぷりが伝わりやすくなるだけでなく、物理演算を取り入れることでデストラップの演出がダイナミックになる。サンプルとしてパーティ参加者が車両の爆破に巻き込まれて倒れる様子がトレイラーに映っている。

なお前作『Party Hard』は元々PewDiePie GameJamで生まれた作品である。「プレイしても楽しい、見ても楽しい」という考えから生まれただけあって、ゲーム実況者にフレンドリーな仕様となっていた。ゲーム実況者がプレイしている最中に視聴者がパーティ会場のNPCを操作したり、ゲーム内イベントを引き起こすといった具合だ。続編もゲーム配信文化に根付くような作品が期待できそうだ。

『Party Hard 2』の対象プラットフォームはPC。リリース目標は2017年夏となっている。