ステージに上がってギターパフォーマンスを決めろ『Rock Band VR』Oculus Rift/Touch向けに来月発売へ
Harmonix Music Systems(以下、Harmonix)は2月7日、音楽ゲーム『Rock Band VR』をOculus Rift/Touch向けに3月23日に発売すると発表した。本作は2007年発売の『Rock Band』から続くシリーズ最新作で、The Game Awards 2015でOculusの協力のもと開発していることが明らかにされていた。
『Rock Band』シリーズは同社の『Guitar Hero』シリーズから派生して、ギターのみならずドラムやキーボードなどのプレイにも対応したが、本作ではギターでのみプレイが可能。『Rock Band』専用ギター型コントローラーのヘッドにOculus Touchを装着してプレイする。
従来のシリーズ作のようにレーンの上を流れてくるノートにタイミングを合わせてプレイする「クラシックモード」のほか、VRならではの「パフォーマンスモード」も収録される。パフォーマンスモードは、プレイヤー自身がギタリストとしてステージに立って自由にプレイするモードで、プレイヤーのパフォーマンスに観衆が反応してオーバードライブメーターが溜まりスコア上昇につながる。たとえばリズムに合わせてヘッドバンギングをしたり、ギターを頭の後ろに回して速弾きをキメたり、あるいはギターでドラムのシンバルを叩くなど、ほかのバンドメンバーに干渉することもできる。スコアはオンラインランキングで世界中のプレイヤーとシェアされる。
楽曲はエアロスミス「Walk This Way」やザ・キラーズ「When You Were Young」、パラモア「Ain’t It Fun」など60曲以上が収録され、今後DLC配信を通じて楽曲を追加していくことを予定している。
プレイするにはOculus RiftとOculus Touch、そして『Rock Band』用ギターコントローラが必要。Harmonixによると、これまでに発売されたほぼすべてのギターコントローラーに対応するとしている。米国Amazonでは、本作のダウンロード版とPlayStation 4/Xbox One用ギターコントローラーとのバンドル版が69.99ドルで予約受付を開始している。もちろんVRに対応したスペックのPCが必要なため、詳しい動作環境などは公式サイトを確認されたい。
昨年、Harmonixは『Rock Band 4』のPC版発売を目指してFigでクラウドファンディングをおこなったが、残念ながら目標金額に届かなかった。そのため、VR専用ではあるが本作がPCでの初めてのシリーズ作となる。なお、PlayStation VR向けの発売について問われたHarmonixは「本作はOculusから出資を受けている」とTwitter上で回答しており、ほかのVRプラットフォームでの発売は予定していないようだ。