何の取り柄もない悪魔の王子、足りない能力は敵からいただきます。ワンコインで買える2Dアクション『EvilMorph』Steamで発売

ClickGamesは2月3日、2Dアクションゲーム『EvilMorph』をSteamで発売した。本作は悪魔同士の争いを描いており、主人公は悪魔の王に裏切られ追放された王子だ。

ClickGamesは2月3日、2Dアクションゲーム『EvilMorph』をSteamで発売した。本作は悪魔同士の争いを描いており、主人公は悪魔の王に裏切られ追放された王子だ。裏切られたことを恨む王子は、元の地位に返り咲くためには力が必要だと考える。そして長い冒険の末、彼はさまざまな能力を身体に取り込むことができる不思議なアミュレットを手に入れた。

ゲームは迷路のようなダンジョンの出口を目指すステージ制で、最後にはボスが待ち受けている。ダンジョンの中には触れると即死亡のトラップがいたるところに設置されていて、一瞬の操作ミスが命取りになる。こういった死んで覚えるアクションゲームはめずらしくないが、本作がユニークなのは、プレイヤーキャラクターである悪魔の王子の能力(基本的なジャンプと近接攻撃)ではトラップを超えるどころかダンジョンを進むことすらできない場面が用意されていることだ。そこで前述のアミュレットの力を借りることになる。

ダンジョンの中にはさまざまな敵やモンスターがおり、それぞれ特徴的な装備や能力を持っている。王子は敵を倒すとその敵に変身し、同じ能力を使うことができるようになる。これによってさまざまな武器や防具を使用できるほか、たとえば空中ダッシュができる敵を倒して変身していれば、距離のあるトゲの山を飛び越えることができるようになり、コウモリを倒せば、通常のジャンプでは届かない高所へ飛んでいくことができる。カギがかかっている扉がある場合は、王子と同じくらい取り柄のない犬がカギをくわえているので、倒して変身すれば通れるようになる。

このようにダンジョンの攻略には敵の能力が欠かせないが、その攻略ルートと敵の出現順は必ずしも一致しないため、出会った敵を片っ端から倒していると詰んでしまうこともあある。最初はあえて見過ごし、あとでその能力が必要になった時に戻ってきて倒すことも求められる。即死トラップとともに、こういったパズル的な要素も死んで覚えるゲームというわけだ。本作はSteamでWindows版が販売中。2月11日までは10パーセントオフの358円(税込)となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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