スウェーデンに拠点を置くインディースタジオTarhead Studioは2月3日、『RUiN』の開発資金を募るKickstarterキャンペーンを開始した。本作は見下ろし視点型のマルチプレイ対戦アクションゲームで、『Warcraft III』のMod「Warlock」から着想を得て開発を始めたという。
ゲームではまずプレイヤーキャラクターのTribe(種族)を選ぶ。現時点では、あご髭が特徴で北国に住む「Bears」、カンフーの使い手である僧侶の「Apes」、そして仕事を求めて旅をする「Red Pandas」の3種類の種族が予定されている。ここではキャラクタをカスタマイズすることもでき、武器や防具のほか帽子やベルトなど見た目に関わる装備を変更可能だ。
自分好みのキャラクターを作成したら、次は「Ability Loadout」で装備するアビリティを設定する。アビリティにはメインの攻撃手段となる「PRIMARY」のほか、「OFFENSIVE」「DEFENSIVE」「CONTROL」「POSITIONING」の全5種類のカテゴリがあり、それぞれにシンプルながらインパクトのある、さまざまな効果のアビリティが用意される。自分のプレイスタイルに合わせて各カテゴリからアビリティを一つずつ選び、好きなキー/マウスボタンにアサインするとバトルの準備は完了だ。
本作のバトルはチーム戦でおこなわれ、制限時間のあるラウンド制になっている。サポートされる人数についての記載はないが、ゲームプレイ動画を見る限り少なくとも3対3までは対応しているようだ。それぞれのプレイヤーはアビリティを駆使して戦うが、本作では多くのアビリティに敵に与えるノックバック量のステータスが存在するという特徴がある。バトルの舞台となるアリーナは現時点では「Sands of Fate」と「The Searing Shrine」の2種類が披露されており、前者は時間とともに砂嵐が迫ってきて行動できるエリアが狭まってくる。そして後者はステージがまっ二つに割れてマグマの川が現れる。ノックバックを効果的に利用することによって、こういったダメージを受けるエリアに敵を押し出して追加ダメージを与えることができるというわけだ。
本作の開発はTarhead Studioのメンバーが大学でゲーム開発を学んでいた2013年から始まっていたという。そして卒業後も開発を続け、2016年にプレアルファ版までこぎ着けることができた。Kickstarterキャンペーンの初期ゴールは10万スウェーデン・クローナ(約128万円)に設定されており、95スウェーデン・クローナ(約1220円)以上の出資で本作のダウンロード版を入手することができる。本作はSteam Greenlightに登録され、すでに十分な支持を集めることに成功している。Kickstarterキャンペーンで初期ゴールを達成できた場合は、Windows版が今年4月に早期アクセス販売される予定だ。