イギリス・ロンドンのインディーデベロッパーVinditは、斜め見下ろし型のアクションRPG『Quote』の早期アクセス販売を開始した。対象プラットフォームはPC/Mac(Steam)。定価は1480円で、2月8日までのプロモーション期間中は15%オフの1258円で購入できる。
プレイヤーは無知の神に仕える審問官「Novella」として、世界の知恵・知識を根絶やしにするべく旅に出る。作家、書物、文化資産はすべて粛清対象である。異端者たる知識人にはスタイリッシュな処刑技で天罰を下せ。無知の神を冒涜する書物は抹消せよ。けがれた事実と真実から世界を浄化し、神が望む「無知は至福」の理想を実現するのだ。
デベロッパーVinditによると、本作は情報過多による無知に覆われた現代を憂い、読書に癒しを求める人々に向けた作品だという。なんといっても特徴的なのは、ヒエロニムス・ボスの作品に影響を受けたという手描きのアートワークだろう。シュールレアリズム作家からの影響も見られる。また絵画だけでなくカート・ヴォネガット、レイ・ブラッドベリ、ウンベルト・エーコといった作家からもインスピレーションを受けている。
「Novella」は「無知の書物」を武器として操る。書物は攻撃手段としてだけでなく、投げることで落下地点にテレポートすることが可能だ。「Novella」の相棒「Tatters」は鳥人間とでも呼ぶべき不気味なクリーチャーであり、神を冒涜する書物を食べさせることで「Novella」の力が強化され、あらたなアビリティがアンロックされていく。
早期アクセス期間は約半年を予定。戦闘メカニック、AI、基本的なゲームプレイは概ね完成しているが、ストーリーと全体的な世界観はこれから磨き上げられていくとのこと。現時点ではプロローグと2つのチャプターをプレイできる状態であり、早期アクセス中も新しいチャプターが追加されていく。またプロシージャル生成されたダンジョンで戦い続けるエンドレスモードも実装済みだ。