Annapurna Interactiveは1月27日、Buried Signalが開発中の『Gorogoa』の最新トレイラーを公開した。本作は風景が描かれたタイルを組み合わせる、シンプルながらヒラメキが大切なパズルゲームだ。
主人公の少年は、ある日ふと家の窓から街の方を眺めていると、街の建物のあいだをカラフルな巨大生物が歩いていることに気づいてしまう。書物で調べてみると、どうやらこの生き物の素性を調べるには、青いボウルにさまざまな色の何かを集めることが必要となるらしい。プレイヤーはその何かを求めて少年を外の世界へ導いていく。
映像からもわかるように、ゲームは4分割された枠の中で展開される。枠の中には少年とさまざまな風景が描かれた複数のタイルが現れ、好きな枠に移動させることができる。ポイント&クリック・アドベンチャーのように、絵の特定の部分をクリックするとズームアップ/アウトする。そして複数のタイルの絵を正しく組み合わせると、その絵が動きだす仕組みだ。
タイルの絵を二つに分けたり、逆に一つに組み合わせたりすることができるルールはとてもユニークだ。公開されたトレイラーでは、窓から見た風景を窓枠と風景の二つのタイルに分割したり、家の物置にいる少年のタイルに屋上の風景のタイルを組み合わせて、少年が屋上に出るシーンがある。ゲームではそのほか、まったく異なる二枚の絵だがズームアップ/アウトして横に並べるときれいにつながって、それぞれの絵が連動して動き出す場面もある。プレイヤーはこのようにして一見何の関係もないタイル同士をつなげて少年を異なる場面へ導き、新たなパズルへとゲームを展開させていく。
Buried Signalは開発者Jason Roberts氏の個人スタジオで、本作の印象的な手描きイラストも含め彼がほぼすべての作業を担当しているという。サウンド面に関しては『ABZÛ』や『Journey』などを手がけたAustin Wintory氏と、『Neverending Nightmares』などを手がけたEduardo Ortiz Frau氏が参加している。
『Gorogoa』はSteam(Windows/Mac)とiOS/Android向けに今春発売予定。基本的に言葉を必要としないゲームだが、Steam版のストアページによると日本語にも対応するようだ。